ベルリンで開催されている、IFA2016で第7世代のCoreプロセッサーを搭載した、Swiftシリーズが発表されました。
非常に薄いモバイルノートシリーズのようです。最薄モデルは厚さが何と9.98mmとのことです。
第7世代Coreプロセッサーを搭載
Swiftシリーズには2016年08月30日にIntelから発表された、第7世代Coreプロセッサーである「KabyLake」が搭載されています。
KabyLakeは第6世代プロセッサーである、SkyLakeで使われた14nmプロセス技術の改良版、14nm+を用いて製造されています。
SkyLakeと比べて、12%ほどの性能上昇とビデオ再生機能(Media Engine)が改良されました。
新しいビデオ再生機能では、10bitカラーのH.265/HEVCのデコードに対応し、メディア再生時の消費電力が低くなり、メディア再生時のバッテリーの持ちが良くなったとのこと。
しかしながら、搭載されているiGPUはSkyLakeと変わりないので、ゲームグラフィックスなどは特に向上していない様子。
モデル展開
Swiftシリーズのモデル展開は以下の通りとのことです。
- Swift 7
- Swift 5
- Swift 3
- Swift 1
Swift 7
- 第7世代Core i5プロセッサーを搭載
- 厚さは9.98mm
- バッテリー駆動時間は9時間
- 無線LANは802.11acに対応
Swiftシリーズの中で最薄モデルになるようですが、ハイエンドモデルでは無さそう。
12インチMacbookやZenbook 3の対抗馬モデルでしょうか。
Swift 5
- 第7世代Core i7/i5/i3プロセッサーを搭載
- 厚さは14.58mm
- 重さは1.36kg
- 13インチフレームにコンパクト14インチFHDパネルを搭載
- バッテリー駆動時間は13時間
Swift 5は更にスペックによって細分化されるようです。Swift 7と比べて厚みが増していますが、ハイパフォーマンスを求めるのであれば、Swift 5を選択するようになりそうです。
Swift 3
- 第6世代、第7世代Coreプロセッサーを搭載
- 厚さは17.95mm
- 重さは1.5kg
- 外装はメタル仕上げ
- バッテリー駆動時間は12時間
- 無線LANは802.11acに対応
Swift 5と比べると更に厚さが増し、CPUも第6世代のモデルを用意しているようです。立ち位置的にはミドルレンジモデルなのでしょうか。
Swift 1
- Pentium/Celeronプロセッサーを搭載
- バッテリー駆動時間は12時間
- 厚さは17.9mm
- 重さは1.6kg
- 無線LANは802.11acに対応
Swift 1は搭載されているCPUがPentiumもしくはCeleronなのでエントリーモデルのようですね。
まとめ
まだ公式サイトに掲載されている情報が少ないですが、個人的に12インチ Macbookの対抗馬であろうSwift 7が非常に気になります。
重さが記載されていませんが、恐らくこの薄さであれば1kgをきるのではないでしょうか。
国内では先日Aspire S13が発売され、話題になりましたがSwift 7が国内で発売されると更に話題をあつめそうですね。
Swift 7の対抗馬としては、Appleの12インチMacbook、ASUSのZenbook3、LGのLG gramが挙げられます。薄型モデルの新発売はacerが1歩遅れた形となりましたが、いかにしてacerらしさを引き出すのか楽しみです。
Spin 5のモデル展開には期待できますが、先日発売されたAspire S13のように、国内発売は極限られたモデルのみ、となりそうで若干不安でもあります。
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