SavaMoni. でお気軽サーバー管理
ブログをはじめとしたWEBサイトを運営している人にとって、サーバーのトラブルという物は切っても切れない関係にあります。
少しでもダウンタイムを少なくするため、障害を素早く検知するためにはサーバーへ監視設定をするのがベターです。
サーバー監視用のソフトウェアといえば、nagiosやZabbixなどの統合管理システムが良く利用されています。
統合管理システムは柔軟なシステム監視が可能ですが、導入や設定が煩雑なため個人や監視サーバーが少ない場合は、導入に二の足を踏んでしまいます。
そこで、サーバーを監視してくれるサービスを使うことで、その様な悩みをサクッと解決してしまいましょう。
いくつか使ってきた中で、「SavaMoni.」と呼ばれるサービスが結構良かったので、紹介してみたいと思います。
特徴
- 無料で使える
- 3分で設定完了できる手軽さ
- スマホやタブレットからでも監視できる
- 有料で電話通知もしてくれる
- 監視対象はLinux、Windows、macOS
無料でこれだけ使える
PINGを使ったサーバーの死活監視、HTTP/HTTPSを利用したWebサーバーの監視、Web上の表示文字列の確認、メールサーバーの動作確認など、基本的な監視機能がサーバー5台まで無料で使うことが出来ます。
監視項目で異常を検知した場合、自動送信のメールで知らせてくれます。また、アラートを発報する閾値も自分で設定することが可能です。
監視対象サービス
監視対象サービスは以下の通り
死活監視:Ping
TCP21:FTP
TCP22:SSH
TCP25:SMTP
TCP80:HTTP
TCP110:POP
TCP143:IMAP
TCP443:HTTPS
TCP123:NTP
TCP53:DNS
実際の監視画面
実際の監視画面はこんな感じで、登録された監視対象一覧が表示され、直近24時間のステータスが一目で分かります。
また、過去に発生したアラート一覧も管理画面のトップページから一目で確認することができます。
ちょうど年末年始にバックアップスクリプトの記述をミスったときに発生した、ロードアベレージアラートが表示されていますね。
各サーバーの監視画面
サーバー名をクリックすると、選択したサーバーの詳細な監視画面に移ります。 監視中サービスの現在の状態が確認できたり、
エージェント経由で取得したパフォーマンスモニターを確認することができます。ただちょっと困ったことに、監視対象がCentOS7の場合どうもCPU使用率が常に100%として検知されるようです。
これでは、常にアラートメールが送信されてしまいます。幸い、ロードアベレージは正常に検知できていますので、設定からCPU使用率のアラート送信を停止することで、この問題を回避しています。
監視項目の設定
監視項目の設定も、管理画面から簡単に設定することが出来ます。
エージェント監視による閾値や、監視の有効化無効化を設定することが出来ます。CPU使用率の誤検知問題を回避するために、ここではCPU使用率のチェックを外しています。
通知先は5つまで設定することが可能です。
ここが少し不満
- エージェント監視によるCPU使用率の誤検知問題
- 無料プランの最低監視間隔は5分
エージェント監視によるCPU使用率の誤検知問題はちょっと何とかして欲しいところ・・・
このサービスを使い始めたのが年末からで、年末年始と体調不良で忙しかったため問い合わせできていませんでした。そろそろ問い合わせてみようかと思います。
最低更新間隔についてですが、無料プランの場合は5分、1,080円(税込)を支払う事でこの間隔を3分に変更することができます。
こちらについては、無料で使わせて頂いているので文句を言うのはお門違いかも知れませんが、管理画面に広告を入れてそこでマネタイズを図り、無料開放して欲しかったなぁとも思いつつ・・・ ただのわがままですけどね。
まとめ
普段業務でNagiosを利用しているのですが、導入や設定、運用がなかなか面倒なのが玉に瑕。柔軟なシステム監視が可能となるので、業務では利用しますが私生活ではなかなか踏ん切りが付きません。
そんな中での、SavaMoni.の登場。実際に設定してみるとあくびが出るほど簡単に設定することが出来たので、サーバー監視の経験が無い方でも簡単に設定することが出来ます。
エージェント監視によるCPU使用率の誤検知問題が少し目立ちますが、ロードアベレージの監視で代用が効くのでそこまで大きな影響はありません。無料でここまで使えるならとても良いサービスなのでは無いかなと思います。
Source: SavaMoni.