iOS で近い将来32ビットアプリケーションがサポートされなくなることに

iOS で近い将来32ビットアプリケーションがサポートされなくなることに

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iOS で近い将来32ビットアプリケーションがサポートされなくなることに

iOS 10.1から、32ビットアプリケーションを立ち上げると、「”アプリケーション名”により、iPhoneの動作が遅くなります」と表示されるようになりました。

以前から32ビットアプリケーションをサポートしなくなる動きはあった

もともと2014年10月、Appleは開発者に対し、2015年2月1日以降に作成されたすべての新しいアプリケーションは、64ビット互換をもたせるようにと通達していました。

また、2015年6月以降に32ビットアプリケーションをAppストアへ提出しても、リジェクトされるようになっています。

32ビットアプリケーションのストアからの締め出しに向けて

2016年9月にAppleは、意図したとおりに機能しない、現在のレビューガイドラインに従っていない、または古くなったアプリケーションをストアから削除する予定であることを発表しました。

この際は、32ビットアプリケーションへ直接言及しているわけでは無かったのですが、間接的に32ビットアプリケーションをストアから削除すると発表していました。

XデーはiOS 11発表時か

現行のiOSでは、警告は表示される物のまだ、32ビットアプリケーションをiOSデバイス上で動作させることができますが、恐らくiOS 11では動作させることができなくなるようになる、と予測されています。

このまま順調にいけばiOS 11は今年発表されそうなので、Xデーは2017年中旬から下旬になりそうです。

32ビットデバイスのサポートも終了へ

Appleはアプリケーションだけでは無く、アップデートについても32ビット版については、サポートしなくなると述べているため、32ビットデバイスである、iPhone 5、5c、それ以前のバージョン、AirやPro以前のiPad、iPad mini第1世代のサポートも同時期に終了すると予測されます。

まとめ

Appleは昔から、Microsoftと違って後方互換をバッサリと切り捨てるスタンスを貫いています。

これはiOSについても同様のスタンスを貫き通していますね。

サポートが終了したからと言って、一切使えなくなると言うことはありません。

しかし、アップデートは公開されないので新しい機能の追加やセキュリティ対策も提供されなくなります。

さらに、32ビットアプリケーションをストアから削除しようとしているので、近い将来標準アプリケーションしか動かなくなる未来が待っています。

ユーザー側でできることは、64ビットアプリケーションが動く機種に切り替えるしか有りません。

開発者や運用者からすれば、バッドノウハウを切り捨てられることができるので、様々なコストが削減されますが、使う側にとっては、不利益が生じるので一部の人は納得しないのかもしれませんね。

僕は後方互換をぶった切るのに賛成派です。IE6やXPに偉い目に遭わされた経験もあるので・・・

Source: Macworld | Apple