Swift7 の性能をチェック! Kaby Lakeの性能はいかに
前回は、Swift7のファーストインプレッションということで、外観等について記事にしました。
今回は、Swift7のスペックについて色々とテストしてみました。
気になるところはやはり、Kaby Lake世代のCore i5はどこまで頑張れるかといったところでしょうか。
CPU、GPUベンチマーク
まずは定番のCPUとGPUのベンチマークを計測してみました。今回は比較対象として、Core m3を搭載した、12インチMacbook Early2016を用意しました。
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どちらもYシリーズのため、極低電力版です。メモリについては、Swift7は1.35V駆動のDDR3L 1600MHz、Macbookは1.2V駆動のLPDDR3 1866MHzとなります。
[aside type=”warning”] 2017/02/07追記
グローバルサイトでは搭載メモリがLPDDR3となっておりましたので、問い合わせてみたところメモリ担当がLPDDR3も含めて、DDR3Lと記載しているとのことでした。
ですので、正確にはLPDDR3 1866MHzが搭載されていると言うことになります。
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Geekbench結果(CPU編)
常駐アプリケーションを終了させた状態で、両端末でベンチマークを実施しました。
シングルコアについては、やはりクロック数の高いSwift7に軍配があがりますね。
しかし、驚くべき事にマルチコアについては、Swift7ではなくMacbookに軍配があがりました。
Core m3はCore mシリーズの中では一番下のモデルで、Core i5のようなミドルレンジはCore m5にあたるのですが・・・
メモリの動作周波数がMacbookの方が高いため、そこも影響しているかとは思いますが、それにしても驚くべき結果ですね。
Geekbench結果(GPU編)
GPUについても、Intel HD Graphics 615を搭載したSwift7より、Intel HD Graphics 515を搭載したMacbookの方に軍配があがるようです。
ストレージベンチマーク
次に、内蔵ストレージのベンチマークをCrystalDiskMarkを利用して計測してみました。
このスピードを見る限り、PCIe接続では無くSATA3接続のSSDを搭載しているように見えます。
CrystalDiskMarkで確認したところ、やはりPCIe接続ではなくSATA3接続のSSDのようですね。
この薄さであればPCIe接続のSSDではと思ったのですが、SATA3だったんですね。
PCIe接続のSSDと比べると遅く感じますが、実用性としては何ら問題無いレベルです。
バッテリーの持続時間
バッテリーの消費テストについては、定期的にWEBサイトを巡回するようなタスクを仕込み、1時間の間に変化したバッテリー残量をプロットしてみました。
これを見る限り、1時間でだいたい18%消費していますので、5時間ほど連続してWEBサイトを閲覧できるようですね。
もちろんずっとWEBサイトを閲覧しているわけではないので、通常の使い方であれば。キャッチコピー通り1日中外で使えそうです。
まとめ
こうしてまとめてみるとSwift7はMacbookと比べて、シングルコアは128%、マルチコアは86%、GPUは92%ほどとなっています。
ベンチマーク上のスコアとしては大きく離れているというわけでもないので、普段使用している分には気付かない差だと思います。
次いで、ストレージについてはまさかのSATA3接続のSSDが搭載されていました。
正直なところ、モバイル端末という観点から見れば、SATA3 SSDでも特に問題はないのですが、どうせならPCIe接続のSSDを搭載して欲しかったところ。
バッテリーのもちについては、連続WEB閲覧で5時間もちますので特に大きな問題はなさそうですね。
Core m3モデルMacbookとほぼ同等スペックではありますが、Swift7の強みとして液晶は13.3インチで、薄さが9.98mm、広いトラックパッドに打ちやすいキーボードと、Macbookと比べて強みを持ち合わせています。
人によってはキーボードが多少犠牲になってでも、大きい物が欲しいなどいろいろあるかと思います。13.3インチノートPCとしては、十分に軽くて薄いので、それなりに大きくて軽く、薄いノートPCが欲しいかたにはぴったりかと思います。
ただ個人的には、解像度はフルHDではなくWQHDくらいの広さは欲しかったかなと感じました。
そういえばIFA2016ではスペックが違うモデルを複数リリースするとのことでしたが、日本向けのモデルに関してはAspire S13の時と同じく1種類だけのスタンスでいくのでしょうか。
Source: 日本エイサー – Swift7ティザーサイト
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