目次
D-Wave 2000Q が商用利用開始へ、量子コンピューターは世界を変えるか
次世代のコンピューターシステム、量子コンピューターシステムで有名な、D-Wave Systemsが、量子コンピューター「D-Wave 2000Q」の療養利用を開始することを発表しました。
最初の顧客はアメリカのセキュリティ企業、Temporal Defense Systemsとのこと。
ノイマン型コンピューターよりはるかに高性能なコンピューター
従来のコンピューター、ノイマン型コンピューターより、はるかに高性能であるとされる、量子コンピューター。
今回商用利用が開始される、D-Wave 2000Qはノイマン型コンピューターと比べ、組み合わせ最適化問題のアルゴリズムを1,000〜10,000倍の巣ピーとで解ける、GPGPUシステムと比べて消費電力効率が100倍優れると、D-Wave Systemsは述べています。
D-Wave 2000Qの理論は東京工業大学発
D-Wave 2000Qは量子アニーリング方式を採用した、量子コンピューターですが、この量子アニーリング方式の基礎理論は、東京工業大学の西森教授、門脇氏が提唱した物です。
量子コンピューターの基礎理論が日本発ということに驚きですね。
基礎理論研究は、このような偉大な発明に繋がる物なので、国にはもっと研究機関へ予算を付けてほしいものですね・・・
機械学習、ディープラーニング分野の飛躍的向上へ
この組み合わせ最適化問題は今話題の機械学習や、ディープラーニングにおいて欠かせないものです。
処理能力が今までとくらべ飛躍的に向上するため、機械学習分野、ディープラーニング分野の飛躍的向上が見込まれます。
量子コンピューター分野はどんどん発展していく
今回D-Wave Systemsが商用利用開始という先手を打ってきたわけですが、他の企業や研究機関も開発を進めています。
また、今年の6月26日から6月29日にかけて、東京で「Adiabatic Quantum Computing Conference 2017(量子コンピューターに関する学会)」が開催されます。
まとめ
このD-Wave 2000Q商用利用開始を皮切りに、量子コンピューター分野が大いに発展していくことになるでしょう。
2017年は量子コンピューター元年となるかもしれませんね。
動作理論とかまださらっとした追えていないので、これから調べたり、関連論文読みあさらないといけないですね
Source: D-Wave Systems | Scientific Computing | Adiabatic Quantum Computing Conference 2017