FreeNAS Corral の鉄板構成を考えてみる
現在FreeNAS Corralを使って、ファイルサーバーを構築しているのですが、そろそろ運用を始めてから5年ほど経ちます。
驚くべき事に、ファイルサーバーとして使用している、HPのMicroserver、WD Green 2TBともに一切壊れず今も動き続けています。
ただ、流石に5年も経つとMicroserverの電源系統の異常や、WD Green自体の不良セクターの発生などが何時起きてもおかしくありません。
そこで、次期ファイルサーバーとしてFreeNAS Corralを利用したときの鉄板構成を考えてみます。
現在の構成
[table id=28 /]
この構成は、FreeNAS Corralになる以前に構築した物ですので、CPU自体は低スペックです。
しかし、ファイルサーバーとして使う分には問題ありません。
FreeNASのファイルシステムはZFSを利用するため、メモリに関しては積める分だけ積んでいます。
FreeNAS Corralの要求スペック
[table id=29 /]
FreeNAS Corralの最低要求スペックとしては、上記の通りです。
この最低要求スペックを踏まえて、鉄板構成を考えます。
鉄板構成
[table id=30 /]
ファイルサーバーを構築すると考えると、やはりHDDを簡単に交換できる筐体を選びたいところ。
比較的安くで購入できて、かつHDDを簡単に交換できる物としては、ProLiant Microserverの後継機である、ProLiant Microserver Gen8が最適です。
この構成で組むとなると、かかる金額は10万円程度くらいになりますね。
ここに、故障時の予備HDDとしてもう1本HDDを購入するとなると、総額は11万程度になります。
まとめ
総額としては10万円ほどかかりますが、9TB(1本をパリティとして利用)のストレージ、2ポートのNICを搭載した、ファイルサーバーを構築することができます。
ただ、FreeNAS Corralから搭載された、仮想マシン機能を利用するとなると、Xeon E3 v2を搭載させる必要がありますので、さらにかかる金額が上がります。
個人的にはファイルサーバーにいくつもの機能を持たせることには反対ですので、CPUを追加する必要はないのかなと思います。
僕の場合は、メモリを流用できるので予備のHDDを購入したとしても10万程度で済みそうですね。