FreeNAS Corral がまさかのTech Preview入りへ
先日リリースされた、FreeNAS CorralがまさかのTech Preview入りへ・・・
リリースされた当初は、刷新されたUIやVM、Docker対応に非常に多くの注目が集まったのですが、どうやらその後初期ユーザーの半分がFreeNAS 9.10へ戻っていることが分かったようです。
FreeNAS Corralへの不満
様々な機能が実装されたFreeNAS Corralですが、OS自体の不安定さ加減や要求スペックが上がったことにより、思ったようなパフォーマンスを発揮できなかった等の不満が募ったようです。
開発元のiXで検討した結果、現在のFreeNAS Corralは品質、信頼性、データの完全性についてまだ到底リリースできるような物ではない、という悲しい結果になりました。
FreeNAS 9.10へ
一旦、FreeNAS CorralはTech Previewとなり、代わりにFreeNAS 9.10.3が5月にリリースされることになります。
FreeNAS 9.10.3では下記のアップデートが入ります。
- Angularベースの新しいWEB GUIの実装
- Jail、Jail Pluginの拡張及び改善
- VMをサポート
- Dockerをサポート
- DevOpsクラスのアラート、PagerDuty、AWS Alert、OpsGenie、およびSlack連携について改善
- ローカルおよび分散型のS3 bucketをサポート
- FreeBSD 11-stableベースへ
まとめ
確かにFreeNAS Corralはリリース当初から、LAGGインターフェースの作成ができない、WEB UIがフリーズする等、動作が不安定なことが多々ありました。
また、スペック要求が高くなったため、HPのMicroserverだと少しきつい物がありました。
9.10.3でこのような問題が改善されれば良いのですが。
Source: FreeNAS