ファイルサーバー 、現行で組むか、旧型で組むか
今僕の家では、HP Microserverを使ったファイルサーバーが導入されているのですが、先週あたりにHDDが1本壊れてしまったため、そろそろ新しいファイルサーバーを構築しようと考えはじめました。
HP Microserver自体そろそろ運用を始めて4年ほど、使用しているHDDは5年ほど経過しており、どちらもそろそろ天寿を全うしそうなので、できれば年末くらいには組みたいところ。
ファイルサーバーに利用する、機種を選定していたのですが、HPEがMicroserver Gen8の後継機として、Microserver Gen10をつい最近発売した、というニュースを耳にしたので、モデルを比較してみることにしました。
HP Microserver Gen8/Gen10比較
[table id=63 /]
なんとMicroserver Gen10にはあの懐かしの、Opteronが搭載されています。このOpteron X3216ですが、組み込み向けAPUのようで、最近発売されたようです。
サーバ向けCPUはEPYCが台頭し、Opteronは組み込み向けに追いやられたようですね・・・
APUですので、CPU、グラフィックス、I/Oが統合されており、電力効率が良くなっているようです。
Microserver Gen8の方が高い
実は、Microserver Gen8とGen10を比べると、新品価格はGen8は90,720円、Gen10は76,680円となっており、次期モデルであるGen10の方が安くなっています。
標準搭載メモリもGen8は4GBですが、Gen10は8GBの物を積んでおり、拡張スロットもGen8は1ポートに対し、Gen10は2ポート搭載されているため、結構お得に感じられます。
ただその分、Gen8にはリモート管理機能である、iLOが実装されていますが、Gen10にはリモート管理機能である、iLOがサポートされていません。
Gen10はよりライトユーザー向けの仕様となっているようですね。
FreeNASを搭載するので、肝心なのはメモリ
今回は家庭用ファイルサーバーとして利用するため、CPUパフォーマンスについてはそこまで求めていません。問題は、メモリ搭載量です。
どちらのモデルもスロットが2つで、最大容量は32GBとなっていますが、Gen8はDDR3なのに対し、Gen10はDDR4メモリが要求されます。
メモリの値段が最近高騰気味ですので、現行機でDDR3メモリを8GB以上搭載している場合は、メモリが使い回せるGen8を選んだ方が良さそうです。
逆に、DDR3メモリを持っていないだとか、8GB未満の物しか搭載していないのであれば、Gen10を選ぶのが良いかも知れませんね。
HPE Microserverシリーズは、自作PCよりお得に済む
僕がファイルサーバー用途として、HPE Microserverシリーズを推している理由はずばり、自作PCを組むより安くで済むためです。
フロントからHDDを取り出せて、筐体サイズは小さくと考えてPCを組むと、どうしても高くなってしまいますが、HP Microserverシリーズであれば、自作PCより安くで抑えられますし、何より購入後の構築が非常に楽です。
まとめ
もしファイルサーバーの更新を考えている方が居るのであれば、Microserverは非常にオススメです。
DDR3メモリが余っている、使い回せるのであれば、Gen8を新品で購入するか、中古で購入すれば更新にかかる費用も安くですみます。
逆にはじめてファイルサーバーを構築する場合や、使い回しできるパーツが無い場合は、Gen10を購入することをお勧めします。
Source: HPE Microserver Gen10 | HPE Microserver Gen8
コメント
[…] しょぼんブログ 1 user2017.09.06ファイルサーバー 、現行で組むか、旧型で組むかhttps://syobon.jp/blog/2017/09/06/think-about-build-the-file-server/ファイルサーバー 、現行で組むか、旧型で組む […]