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震災に備えて必要な物、大阪北部地震を経て
先日大阪北部を震源とした震度6弱の地震を大阪駅で被災しました。
交通網の完全麻痺、物流の麻痺など都市型地震の恐ろしさを身をもって経験することとなりました。
結局大阪駅から職場へ向かうことが出来なかったため、徒歩で帰宅することになったのですが、その際に事前にこういった物が必要だな、準備しておけば良かったなと後悔しながら1時間半ほど歩くことになりました。
今後発生するだろうと言われている大きな余震や、南海トラフ地震に備えて普段持ち歩いておくべき物をリストアップし、準備することにしてみました。
自分用にまとめるだけでなく、多くの方にも参考にしてもらおうと思い記事にしてみましたので、是非参考にしていただければ幸いです。
持ち歩ける物をピックアップ
今回の記事では、非常用の持ち出しカバンではなく、あくまで普段持ち歩く物をピックアップしていますので、これさえあればしのげると言った物ではありませんので、その点だけご容赦ください。
普段持ち歩いているバッグ
普段僕は仕事、私用ともにオロビアンコの4WAYトート、ショルダーバッグを利用しています。
このバッグに収まる物でかつ、被災時や帰宅困難に陥った際に必要だなと思える物をピックアップしていきます。
サイズ感はだいたいB5ノートPCと書類、500mlのペットボトルが3本、財布、小物類を収めることが出来るくらいと考えて頂ければと思います。
モバイルバッテリー
まずいの一番に必要だと感じた物はモバイルバッテリーです。
よっぽどのことがない限りスマートフォンが圏外になるといった自体は起こらないようになったことや、災害時に開放される無償Wi-Fiを利用することで、被災していてもインターネットに接続できます。
実際、今回の震災でも通話は繋がりにくい物の、データ通信は難なく行うことが出来ました。
ですが、長時間利用していると気になるのがスマートフォンのバッテリー残量。
今回、被災したタイミングから情報収集などを行っていたのですが、基本的にずっと操作し続けることになるため、スマートフォンのバッテリー消費が激しくなります。
僕が使っているスマートフォンはGALAXY Note8で、今まで利用していた経験上それなりにバッテリーがもつスマートフォンでした。
ですが、今回の震災の情報収集を行っているとみるみるうちにバッテリーの残量が減っていき、最終的には帰宅前にバッテリー残量が0になってしまう状態に陥りました。
今回の場合幸いにも土地勘のある駅であったこと、駅から自宅までの徒歩ルートをキチンと覚えていたこと、交通網が麻痺してから徒歩帰宅する決断をするまでに時間がかからなかったこと、もう1台スマートフォンを持っていたことから、特に大きな問題は発生しませんでした。
ですが、これがもし仮に出先で土地勘のない場所から長時間かけて徒歩帰宅していたらどうなっていたことか・・・
その点を踏まえると少しカバンが重くはなりますが、モバイルバッテリーを1台常備しておいた方が良いなと感じました。
モバイルバッテリーの必要性は分かるけど、あまり重たい物は持ちたくないという方は上記のような最軽量タイプもあります。
モバイルバッテリーを持ち歩く上で1点だけ注意しておきたいことは、常にバッテリーの充電を一定以上キープしておくことにあります。
これらのモバイルバッテリーは得てして充電に非常に時間がかかるため、充電をおろそかにしがちです。
事実僕もそうでした。なので今回モバイルバッテリーを持ち歩いていなかったんですよね・・・
モバイルバッテリーは3日に1回は使用していなくても充電残量を確認し、減っているようであれば充電するといったことを習慣づける必要があります。
充電用のケーブル
モバイルバッテリーの対となって必要となるのが充電ケーブルです。
時々モバイルバッテリーは持ち歩いているのにケーブルがない・・・!なんて場面に遭遇することがあります。
また、今持ち歩いているケーブルが、使っているスマートフォンに合わないなんてことも・・・
そのような自体を避けるために、上記のようなiPhone用のLightning、比較的新しいAndroidスマートフォン向けのType C、従来のAndroidスマートフォンや、モバイルバッテリーを充電することができる、microUSBの3種類がセットになったケーブルを持ち運べばそんな問題も解決できます。
僕もそのような自体に度々遭遇しているので、今回早速購入しました。
小型のACアダプタ
余り考えたくはないのですが、徒歩帰宅も困難でモバイルバッテリーの残量も尽きてしまった時に備えて、ACアダプタもカバンに忍ばせておきたいところ。
お店や場所によってはコンセントが利用できるところがありますので、そこで充電するためにもUSBポートが付いている小型のACアダプタも用意しておいた方が良さそうです。
夜間に歩くための懐中電灯
昔から防災用品をあげると必ず候補に入る懐中電灯。
普段から歩き慣れている道でも、震災後の夜間に出歩くと落下物があったり、地面が割れていたりする可能性があるため、そのような危険を避けるために懐中電灯は必須だと言えます。
懐中電灯と言うと、どうしても非常に大きくてカバンに常時いれるのは難しいんじゃないか・・・ と思いがちですが、最近はLEDタイプの小型でかつ防水、耐衝撃性に優れた物が安くで購入することができます。
これだけ小さいのであれば、カバンに忍ばせることは容易ですね。
夜間に自分の居場所を知らせる反射リストバンド
夜間に出歩く際に自分の居場所を知らせるためのリストバンドは、主に子ども向けの防犯グッズというイメージが強いですが、震災時の夜間には非常に大きな役割を果たします。
普段の都市部や街中であれば街灯の心配はしなくても良いのですが、震災の影響で停電し辺り一面真っ暗になってしまう可能性があります。
そんな状況で、反射リストバンドを付けていなければ、そこに人が居ると分かりづらく、最悪事故に繋がってしまう可能性もあります。
反射リストバンドなんて子ども向けでしょ?なんて考える人もいるかもしれませんが、これを機会に準備しておくことをおすすめします。
絆創膏や常備薬
震災後は普段とは違った危険が潜んでおり、ケガをしてしまったり、環境が激変することによって風邪をひいてしまう、気分が悪くなってしまうような事が起こります。
そういった事態に備えるために、防水タイプのケアリーブや、普段飲んでいる常備薬などを普段から持ち歩くようにすると安心できます。
また、傷口の消毒や汚れた部分を拭き取るために、消毒綿をいくつか持ち歩くことも効果的です。
タオルハンカチ
女性はよくハンカチを持ち歩いていますが、男性はあまり持ち運ぶ人が居ないハンカチ。
手を拭いたり、汗を拭うのに非常に便利なので常日頃から持ち歩くことを心掛けておけば、震災時にも大助かりします。
特に普通のハンカチではなく、タオル地のタオルハンカチですと吸水性に優れるのでおすすめです。
僕はもうタオルハンカチになれすぎて普通のハンカチは使えないくらいです・・・
キーケース兼小銭入れ
皆さんは家の鍵などはどのように持ち歩いていますか?
キーホルダーに付けてポケットに入れて持ち歩いている場合は、キーケースを買って一緒に非常用のお金、1000円札1枚と100円玉数枚を入れておくといざという時に便利ですよ。
普段カード決済、おサイフケータイのみのキャッシュレス決済生活をしているので、ふとしたときに財布の中に現金がない・・・!なんて自体に陥ることがある僕にとってこれって結構重要なんですよね。
わいだめやった… @枚方公園 https://t.co/AqSz5R6iIK
— お茶猫 (@chanukott) 2018年6月18日
特に被害が大きかった枚方では実際におサイフケータイが使えなかったケースもあったようです。
キーケースをもし買うのであれば一緒に落し物 忘れ物 紛失防止タグ MAMORIOを買うのも良いかも知れません。
バッグインバッグでひとまとめに
今まで挙げたグッズをカバンの中に無造作に放り込んでしまうと、いざという時に取り出しづらかったり、本当にカバンの中に入れたか気になってしまいます。
そのような事態を防ぐために、小さなポーチを用意してひとまとめにし、カバンの中に入れるようにします。
この手の商品は様々なメーカーから出ているのですが、なるべくハードタイプではなくソフトタイプの物を選ぶようにします。
まとめ
ざくっと僕が今回の震災を経て必要だな、これだけは最低限持ち歩くべきだなといったものをピックアップしてみました。
余震がいつ来るかも分からないので、直ぐにAmazonで手配をかけたのですが、何時届くかな・・・
こんなことならもっと早くに準備しておくべきだったと今痛感しています。
今回の大阪北部地震を踏まえて今一度防災への考え、取り組みについて考えて頂ければ幸いです。