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AirPods Pro、かなり良さげなAppleのワイヤレスイヤホンをレビューしてみた【WF-1000XM3と比較もしてみよう】
2019年10月30日にAppleより、AirPodsの最新モデル「AirPods Pro」が発売されました。
正直なところ、AirPods Proより前のモデルのAirPodsに魅力を感じることが無かったので、BOSE Soundsport free wireless、WF-SP900、WF-1000XM3と渡り歩いてきました。
今日の朝もそう言えば発売日だな、くらいの認識だったのですが職場の上司が朝購入してきたとのことだったので、試しに付けてみると付け心地、軽さ、人の声をサクッとノイズキャンセリングしてくれることに驚きました。
冬場の通勤や自宅ではWH-1000XM3を、職場や外出中の室内ではWF-1000XM3を利用してきた僕ですが、WF-1000XM3について音質には満足している物の、装着感が少し苦手を感じていました。
そんな僕がAirPods Proに変えてどう感じたのかを、写真や普段聞いている曲を使ってレビューしていきたいと思います。
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本当に小さいAirPods Pro
箱を空けてまずびっくりですよ。 AirPods Proめちゃくちゃ小さいんですよね。
WF-1000XM3と比べてみると一目瞭然。 WF-1000XM3って結構でかいんですよね。 普段バックパックで通勤している時は余り気にならないのですが、ちょっとした外出でボディバッグに財布、キーケースを入れた状態でWF-1000XM3を入れるとパンパンになってみっともなかったんですよね。
であれば、もう少し小さくて使いやすい物があればそれに乗り換えよう、とぼんやり考えていた自分にとってAirPods Proの小ささは大きなアドバンテージです。
付け心地がめちゃくちゃ良いイヤーピース✌︎( ‘ω’)✌︎
WF-1000XM3で不満を感じていた付け心地。 AirPods Proはどうかなぁと試してみると、まぁ付けやすい。しかも軽い。
ノンオーダーメイドのエンドゲームイヤーピースかもしれません、AirPods Pro。
イヤーピースの交換は思い切ってやろう
Apple銀座に向かう電車の中で事前に調べていたのですが、イヤーピースの交換が結構勇気要るとのことでした。
実際やってみると結構固い・・・ 思い切ってやってちぎれないか不安になるレベル。
外してみるとこんな感じ。本体に取り付ける部分は結構固いので思いっきりやってOK。
少し分かりづらいかも知れませんが、イヤーピースに出っ張りがあり、これを本体側にかみ合わせて固定するタイプです。
くっ付けるときは上の写真のようにイヤーピースをめくり返して
こんな感じでくっ付ければ簡単に取り付けできます。
まさかのLightning
これでだけで購入を止めるくらいマイナスとなるポイントが充電ケーブルがLightningであること。
iPad ProではUSB-Cを採用したのに、AirPods “Pro”と冠している物にレガシーなLightningを採用されたのが本当に残念・・・
本体に付属のケーブルはUSB-C to Lightningケーブル。違うんだ、そうじゃないんだ・・・ デバイス側もUSB-Cを採用してくれ・・・
それに比べてWF-1000XM3はUSB-Cなので大変に、大変に優秀ですね。
Lightningで充電しなくても、ワイヤレスチャージャーで充電できます! 違うそうじゃない、そうじゃないんだ・・・ ワイヤレス充電”とUSB-C充電”で使いたいんだ・・・
ただ、無印AirPodsと違って付属のケースがワイヤレス充電に対応していることは評価できます。
iPhoneと接続(ペアリング)してみよう
それではAirPods ProをiPhoneと接続してみましょう。
iPhoneの近くでこんな感じでAirPods Proの蓋を開けます。
するとiPhoneにAirPods Proがひょっこり出てくるので、「接続」または「ロック解除して接続」をタップします。
すると使い方が表示されます。 この使い方、最初に繋いだときしか出てこないのが少しネックかも。
この「AirPodsを押す」はこの棒みたいになっているところの凹み(感圧センサ)を押すことを指しています。
押すと、iPhone 7のホームボタンのようにクリック感がフィードバックされます。
続いてノイズコントロールモードの切り替え方法の説明が表示されます。
こちらは長押しすることで、ノイズキャンセリングモード、外部音取り込みモードの切り替えができます。
コントロールセンターにもノイズコントロールモードの切り替えができるようになりますが、基本的には使わないかな?といったところ。
ロック解除することなくSiriにメッセージを読み上げてくれる機能もあるのですが、今回は特に気にせず「今はしない」をタップ。
通知メッセージはApple watchでできちゃいますし。
すべて完了すると、こんな感じでAirPods Proおよびケースのバッテリー残量が表示されます。
AirPods ProやApple watchを買って思うのですが、純正デバイスの接続のしやすさは本当にすごいですよね。
ガジェット操作に不慣れな方でも簡単に接続できる、ってUX的にめちゃくちゃ大切なことだな、と改めて思います。
AirPods Proの設定はBluetoothデバイスメニューから入る
さぁあの機能を使ってみるぞ!と思ったのですが、AirPods Proの設定をどこで行えるか分からずしばらく悩んでいました・・・
Apple watchは専用アプリがあるのですが、AirPods Proはどこを探しても無い。
色々と試してみると、設定アプリ->Bluetoothをタップし、接続したAirPods Proをタップします。
するとこんな感じで設定画面が表示されます。 OS標準機能でカスタマイズできるって良いですね。
装着しているイヤーチップが適切かどうか確認してくれる
AirPods Proで気になっていた機能に、装着しているイヤーチップが適切かどうか判断してくれる機能があります。
先ほどのAirPods Proの設定画面で「イヤーチップ装着状態テスト」をタップすると、上図のような画面が表示されるので、「続ける」をタップします。
この状態でAirPods Proを装着し、再生ボタンをタップします。 すると、音楽が流れるのでしばらく待ちます。
左右とも「密閉されています」と表示されていればOKです。 もし「密閉されています」と表示されなければ、イヤーチップを交換して再度テストしてみましょう。
AirPodsシリーズは紛失防止機能が標準搭載していて良さげ
AirPodsシリーズには音楽を聴く以外にもUXを向上させる機能がありまして、それがこの紛失防止機能。
iCloudにログインしていてかつ、「iPhoneを探す」機能がONになったデバイスとペアリングする事で、AirPodsの場所も探せちゃいます。
もちろん、iPhoneとペアリングしていてかつ、iPhoneが通信できる状態でなければ、所在地追跡できませんが普段からよく利用しているのであれば、この機能は大いに役立ちます。
以前同僚が社内チャットで、AirPodsがどっかいった!と慌てていましたが、この紛失防止機能のおかげで職場の机の上に置き忘れていたことがわかった、という出来事があったときに、AirPodsはこの機能がデフォで付いてきてるから良いよなぁと感じていました。
あぁ家に忘れたんだな、とか職場の机の上に忘れてきたんだなということが分かれば外出先でも安心できますし、もしもの事があっても直前までどこにあったか分かる、ということは非常に安心できますよね。
ノイズキャンセリングの性能
AirPods Proにはアクティブノイズキャンセリング機能が搭載されており、イヤホンのマイクで拾ったノイズをフィルタリングしてくれる機能です。
Appleは「外側の世界を遮断」と謳っていますが流石にそれは言いすぎかな・・・?といったところ。
人の声や風の音は結構ガッツリ聞こえなくなりますが、キーボードのタイプ音やスマホの着信音は普通に聞こえます。
最近のそれなりの価格帯のノイズキャンセリングイヤホンは、特定の領域の音をキャンセリングするようにしている感じですね。
何もかもノイズキャンセリングされるのは意外と困るんですよね。 仕事に集中してはいるけど、取引先から連絡あるからスマホの着信音は聞こえないとだめだけど、人の声はシャットアウトしたい、という要望などにピッタリ。
AirPods Proを付けた瞬間に人の声がスッと聞こえなくなるのは結構面白いですね。
あとこれはうちだけですが、サーバやスイッチのファンの音がかなりキャンセリングされるので結構ありがたい(˘ω˘)
WF-1000XM3でもキャンセリングできていましたが、あれをずっと付けているのは少し辛かったので・・・
音質はWF-1000XM3に軍配が上がる
[wpap service=”with” type=”detail” id=”B07RWCR1LR” title=”NO SLEEP TILL TOKYO(通常盤)”]
AirPods Proで普段聞いているMIYAVIのアルバムを中心に聴いてみましたが、WF-1000XM3と比べると音が全体的に細く、ドンシャリ感が強め。
[wpap service=”with” type=”detail” id=”B0744J8KB8″ title=”打上花火”]
今までWH-1000XM3、WF-1000XM3、HT-X8500で音楽を聴いている生活からAirPods Proを使って見ると、打上花火の高音は少しキツさを感じます。
静かな自宅室内で聴いているからキツさを感じるのかなと。 通勤中やオフィスであればそこまで気にはならないかもしれませんが、自宅でも使うぞ~という方は少し注意するか、購入する前に視聴する方が良いかもと感じました。
[wpap service=”with” type=”detail” id=”B07LH2PS98″ title=”I beg you”]
Fate/stay night Heaven’s Feel 2部の劇中歌でドチャクソにエモい、AimerのI beg youを聴いてみると、打上花火のようなキツさは感じませんでしたが、高音域の解像度は少し荒いかなと感じました。 WF-1000XM3比なので、少し意地悪テストかも知れませんが・・・
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まとめ
AirPods Proの魅力は何と言ってもこのコンパクトさ。 持ち運びには持ってこいなワイヤレスイヤホンだと感じました。
iPhoneを利用していてかつ、コンパクトで持ち運びしやすいワイヤレスイヤホンをお探しの方や、無印AirPodsから乗り換え、という方には超オススメ。
[wpap service=”with” type=”detail” id=”B07TKGGZ47″ title=”ソニー SONY ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン WF-1000XM3 : 完全ワイヤレス/Bluetooth/ハイレゾ相…”]
外出先でも音質を優先したい方やLightningが絶対許せない方は、AirPods ProよりWF-1000XM3をオススメですかね。 既にWF-1000XM3を持っているのであれば、買い換えなくても良いと思われます。
Lightning採用についてメタクソに書きはしましたが、僕の外出先での利用に求めている要求にはWF-1000XM3より合致している点が多かったので、個人的には良い買い物だったかな。