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Beelink Mini S12 ProでIntel N100の性能を試してみた

Beelink Mini S12 ProでIntel N100の性能を試してみた

2023年5月4日
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「小さなおうちDC環境を目指して」という連載記事をはじめるにきっかけになった、Intel N100プロセッサを搭載した格安PC、「Beelink Mini S12 Pro」についてまず触れていきたいと思います。

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小型PCで、界隈ではかなり有名なBeelinkが取り扱っている「Beelink Mini S12 Pro」。

この端末は、Intel N100プロセッサを採用し、DDR4-SODIMM 16GB、500GB NVMeストレージを搭載しており、通常3万円程度で販売されています。

Amazonのタイムセールなどを狙えば、3万円を切ることもあり、非常にコストパフォーマンスの高い端末となっています。

この記事では、まずはファーストインプレッションを触れた後、最後にIntel N100のパフォーマンスについて見ていきます。

本体の全景について

サイズ自体はIntel NUCより少し小さく、約11.5 x 10.2 x 3.9cmの超小型端末です。

筐体自体は完全にプラスチックで、価格相応の仕上がりですが、サーバ用として使うので、特に気にすることもないのかなという印象です。

前面はUSB 3.2Gen2ポートが2つと、ヘッドホンジャック、電源ボタンが配置されています。

背面はそれぞれUSB 3.2Gen2ポートが2つ、RJ45ポート(GbE)が1つ、HDMIポートが2つ、電源コネクタが1つの必要最低限のポートが備わっています。

中身を見ていく

本体の内部アクセスは非常に簡単で、本体裏の四隅にあるプラスねじを外し、ゴムでできた耳を引っ張ると蓋が開きます。

開ける際は、細いSATAのリボンケーブルを引きちぎらないように気を付けながら空ける必要があります。

DDR4-SODIMMと、M.2スロット(NVMe SSD)がそれぞれ1スロットずつ搭載されており、簡単にユーザ自身で交換できるようになっています。

後ほど詳しく話しますが、NVMe SSDはx1で動作するのでそこまでスピードは出ません。

NVMeの他に、2.5インチSATA HDD/SSDも搭載可能なので、Proxmox VEクラスタとしては十分なストレージ領域を確保できます。

+ドライバー1本でサクッとバラせるのは楽で良いですね。

32GBメモリも認識OK

Intel N100の仕様表からは、サポートされる最大メモリサイズは16GBと記載がありましたが、32GBメモリも何の問題なく認識してくれるので、サーバ用途としても安心です。

動作確認したDDR4-3200 SODIMM 32GBモジュールは以下の2つです。

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Intel N100の様子

さくっと本体の全景について触れたので、今度は結構気になるパフォーマンスをチェックしていこうと思うのですが、その前にIntel N100について少し確認してみます。

CPUは冒頭で話していたIntel N100。Intel N100の基本的なスペックは以下の通り。

項目
コア数4コア
スレッド数4スレッド
ターボブースト利用時の最大周波数3.40GHz
TDP6W
最大メモリーサイズ16GB

Intelの第12世代以降のCPUは高性能コアのPコアと、高効率コアのEコアを組み合わせた物になっています。

今回取り上げているIntel N100は全てのコアがEコアとなっており、例え4コアの最大周波数3.40GHzだったとしても、性能的に少し不安が残るところ。

Intel N100のパフォーマンス

NVMe SSDをソリダイムのP41 Plus 512GBに交換し、SATA SSDにMX500の500GBを接続してOSを再インストールした状態で、各パフォーマンスを確認していきます。

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Cinebench R23

手元のThinkPad X13 Gen2 AMD(Ryzen 5 PRO 5650U)を比較対象としてCinebench R23と比較した結果がこちら。

Multi性能については、Intel N100は4コア4スレッドで、Ryzen 5 PRO 5650Uが6コア12スレッドなので差が開くのは当然なのですが、Ryzen比約50.7%のスコアを叩き出していることに結構驚きです。

Single性能については、Ryzen 5 PRO 5650Uに僅かながら劣る物の、非常によく頑張っている印象を受けます。

Pコアと比べると、Eコアは大したことないんでしょ、と思いがちですがEコアもかなり優秀。

ドラゴンクエストⅩベンチマーク

基本的にサーバ用途なので、ゲーム利用は想定していないのですが、念のためドラゴンクエストⅩベンチマークを試してみました。

Intel N100の統合グラフィックスはIntel UHD Graphicsで、最大動的周波数は750MHzの実行ユニットが24と本当に必要最低限なスペックなので、ドラゴンクエストⅩベンチマークでも「やや重い」判定。

それでも最下位モデルながらも結構頑張っている印象ですね。

Unixbench

続いてはProxmox VE 7.4環境で下記CPUを搭載したサーバを用意し、それぞれUnixbenchを走らせた結果です。

  • Intel N100
  • Xeon E3-1225 v5
  • Core i3-13100

Core i3-13100はあくまで参考程度に出した値なので(4コア8スレッドなので)、大きな差が出る事は最初から分かっていました。

ただ、それでも全てPコアで8スレッドなCore i3-13100と比較して、1 parallel copyのテスト結果がCore i3-13100比で約61.5%で4/8 parallel copyでは約39.7%と、全てがEコアで構成されている割にかなり奮闘できていることが分かります。

少し前のXeon E3を楽々蹴散らすIntel N100

問題はXeon E3-1225 v5との比較です。

1 parallel copyの結果がXeon E3-1225 v5比で約202.3%、4 parallel copyの結果が約172.2%とXeon E3-1225 v5を遙か彼方に突き放しています。

Xeon E3-1225 v5はSkylake世代のXeonで、自宅でサーバを構築される方であれば中古でよく購入する対象となるかと思います。

ただ、TDP 9Wでマシン込みで3万円と少しで購入できるIntel N100にここまで大差が付くと、中古のサーバ機を長く保持するのではなく、Intel N100端末に早々に置き換えた方が良いのでは・・・と感じるくらい強烈な結果となりました。

まとめ

Intel N100については、僕個人としてもそこまでパフォーマンスは出ないんじゃないかな、と思っていただけに今回の結果はビックリ。

おうちDC用途であれば、スペックとしては十分ですし、何より本体代も安いしワットパフォーマンスが非常に高いので電気代も、従来のサーバ機や普通のPCと比べると安く付きそうなのが高ポイントですね。

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