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仮想通貨 のマイニングにはRadeonがオススメ? GeForce GTX 1070とRadeon R9 390Xを比べてみた

仮想通貨 のマイニングにはRadeonがオススメ? GeForce GTX 1070とRadeon R9 390Xを比べてみた

2017年5月30日
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仮想通貨 のマイニングにはRadeonがオススメ? Geforce GTX 1070とRadeon R9 390Xを比べてみた

現在、bitcoinをはじめとした仮想通貨(暗号通貨)が流行っており、日本でもつい先日改正賃金決済法が施行されました。

その中に仮想通貨交換業に関する規制などが盛り込まれており、ついに本格的に日本国内でも仮想通貨の流通が本格的にスタートしました。

今年はいわゆる仮想通貨元年とも呼ばれています。

仮想通貨とは

ここで簡単に仮想通貨についてまとめてみましょう。

現在私達が利用している、円やドル、ユーロなどをはじめとした通貨、(本記事では仮想通貨と分けるためにレガシー通貨と呼びます。)は日本銀行のような中央銀行が発行されています。

そのため、発行元である中央銀行が、レガシー通貨の発行量をコントロールして、その価値を管理しています。

ですが、仮想通貨には中央銀行のような発行主体が存在せず、取引所等を通してユーザー間でその価値を決めています。

仮想通貨は、インターネットを通じて、レガシー通貨のように、物やサービスと交換することができます。

仮想通貨を得る主な手段

仮想通貨を得る手段として、取引所を利用して得る方法と、マイニングして取得する方法が存在します。

取引所では円やドルなどを、仮想通貨と交換できるようになっており、外貨通貨取引と似たような感じで取引を行います。

そしてもう一つは、本記事で取り扱うマイニングと呼ばれる手法です。

マイニングとは

仮想通貨を得る手段として、マイニング(採掘)と呼ばれる方法が存在します。

仮想通貨はあらかじめ総発行量が決められており、その決められた発行量の中でやりとりを行います。

ただ最初から発行した全ての通貨が取引されているのではなく、市場に出回っていない未発掘の仮想通貨も存在しています。

これをマイニングすることで、未発掘のコインを得るのですが、発掘とは具体的にどういったことを指すのでしょうか。

仮想通貨取引システムに貢献する

冒頭でも述べたとおり、仮想通貨はレガシー通貨と違い、中央銀行が存在せず、ユーザー間で管理を行っています。

その管理に携わることをマイニングする、と表現されています。

要は、仮想通貨取引に関わってくれた人、貢献してくれた人には報酬として仮想通貨を配布するよ、といったものになります。

マイニングには莫大なPCリソースが必要

そんな魅力的なマイニングですが、それを行うには莫大なPCリソースが必要で、CPUだけを使って参加しても、雀の涙ほどの報酬しか手に入りません。

そこで、活躍するのがGPU(グラフィックカード)です。

GPUは描画処理を行うためのデバイスですが、その処理能力はCPUをはるかに凌駕する物で、非常に高速な処理が可能となります。

これをGPGPU(General Purpose computing on Graphics Processing Units)、GPUを用いた汎用計算と呼びます。

GPGPUは今話題のDeep Learning(深層学習)などで多用されている技術です。この分野では今話題の謎の半導体メーカーであるNVIDIAが力を入れて取り組んでします。

そんなGPGPUを使って仮想通貨をマイニングしてあげれば、CPUを使ったマイニングよりはるかに高効率で行うことができるわけです。

GeForceとRadeonどっちが効率良くマイニングできる?

さて、前置きが長くなりましたが、ここからが本記事の本番です。

今市場に流通しているGPUはNVIDIAのGeForceとAMDのRadeonが2大巨頭となっており、日々しのぎを削り合っています。

ゲームやGPGPU分野では、NVIDIAのGeForceが非常に有名ですが、仮想通貨のマイニングにはどちらが適しているのでしょうか?

そんな疑問を検証するために、NVIDIAのGPUとRadeonのGPUとでそれぞれベンチマークを行ってみることにしました。

テスト環境

テスト環境は以下の通りです。

なおOSはどちらもWindows 10を利用しています。

NVIDIA

[table id=42 /]

Radeon

[table id=43 /]

ベンチマーク結果

上記それぞれのテスト環境で、Monero($XMR)をマイニングし、その時のハッシュレートを比較しました。
[table id=44 /]

比較してみると、どちらもだいたい同じくらいの結果に落ち着いたのですが、NVIDAはPascal世代の最新モデルで、価格は5万円ほどします。

しかし、かたやRadeonはCaribbean Islands世代のFijiチップを搭載した、現行から3つ前ですし、さらに検証で利用したR9 390XはR9 290Xのリネーム版ですので、実質4世代前のGPUになります。

それを踏まえると、仮想通貨のマイニングはRadeonで行う方が効率的であることが分かりました。

R9 390Xなら中古価格2万円程度で手に入れることができますし、R9 290Xであれば15000円くらいで手に入れることができます。

マイニング用マシンを組むときは、それなりにパフォーマンスも出てかつ安い、R9 290Xで組むのが最適解なようですね。

なお、今回のマイニングレートはあくまで、ベンチマーク実行時の値ですので、多少上下します。

R9 390XでMonero($XMR)を3ヶ月ほどマイニングしていますが、下は400H/s、上は1000H/sの振れ幅となっています。

Monero($XMR)が高騰してからのハッシュレートはだいたい500H/s付近をふらふらしているような状態です。

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