サムスン のMagician Softwareにセキュリティ面の欠陥か
SamsungのSSD管理用ツール、Magician Softwareにセキュリティ面の欠陥がある、とカーネギーメロン大学のCERTコーディネーションセンターが発表しました。
悪意ある攻撃者が任意のコードを実行することができる
Magician Softwareはコンシューマ、エンタープライズ向けに用意されており、ファームウェアの更新、安全な消去の実行、またはSMARTデータの閲覧などを行うことができる管理ツールです。
Magician Software、バージョン5.1ではソフトウェアアップデートを行う際、まずHTTP経由でアップデートチェックを行い、その後HTTPS経由でアップデートを行います。
しかし、このHTTPS経由でアップデートを行う際に電子証明書の検証を行いません。
そのため、Magician Softwareのアップデートプロセスを介して、システム管理者権限で任意のコードを実行させることができる可能性があります。
この場合、被害者と同じネットワーク経由もしくは他の方法で攻撃者が任意のコードを被害者のPCで実行する等の影響が出ると考えられています。
まとめ
今のところ、Samsungは特に声明を出していないようで、未だにMagician Softwareのバージョンは5.1のままのようです。
WannaCryのように甚大な被害に繋がる可能性は今のところ無さそうですが、早いこと更新して貰いたいところですね・・・
Source: The Register