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スマホ のメモリは4GBで十分? あれ?どこかで聞いたことあるような・・・?
[aside type=”normal”] ポエム、はじめました
本記事に移る前に、試験的ではありますが、僕自身がテクノロジー関係の話題について、思ったことをぐだぐだと書く、ポエム記事企画をはじめてみました。
第一回目は、前回投稿したMac miniについての記事でしたが、今回第二回目ということで、スマホのメモリについて少し書いてみました。
あくまで僕自身の考えを綴った物ですので、内容に誤りがあるかもしれませんが、どうかご了承頂けると幸いです。
空いた時間の暇つぶしに使えるものを目指したいと思いますので、どうぞ生暖かい目で見守って頂けますでしょうか。
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HUAWEIの幹部である、老施氏がWeiboで「スマホのメモリは4GBで十分である」と呟かれていました。
この発言を聞いたとき、ギークの方であれば何だか聞いたことあるような、フレーズだなぁなんて思われたのではないでしょうか?
それもそのはず、マイクロソフトの創業者である、ビルゲイツ氏が1981年に、「640KBはすべての人にとって未来永劫充分なメモリだ」と発言した、という迷言を聞いたことがあるからでしょう。
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ちなみに2005年に開催されたWinHECで本人が、そんな事を言った覚えは無いよ、と発言されています
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さて、この「スマホのメモリは4GBで充分」というのは本当にそうなのでしょうか。
ムーアの法則とコンテンツの相関
半導体の世界において、ムーアの法則という大変有名な法則が存在しています。これは、インテルの創業者の一人である、ゴードン・ムーア氏が1965年に発表した論文で唱えた、「半導体の集積率は18か月で2倍になる」という経験則のことを指します。
半導体の集積率が増えると言うことは、性能が2倍に、コストが半分になることを意味します。
22年前のPC
さて、ここで22年ほど前に遡って、PCのスペックと当時扱われていたコンテンツに触れてみることにします。
22年前にはWindows 95が発売され、家庭用パーソナルコンピューターの普及が進みました。
僕が初めて購入して使ったPCが、1996年に発売されたIBMのAptiva J35と言うモデルで、CPUがPentium 133MHz、メモリが32MB、HDDが1.6GBのマシンでした。
今となっては鼻くそみたいなスペックでしたが、発売当初はそれなりのスペックのモデルでした。HDDが1.6GBもあるなんて、死ぬまで使っても使い切れないぞ、と言われていたくらいです。
当時のインターネットは、今のようなブロードバンド回線などなく、ダイヤルアップ接続を利用した物で、最高速度は56kbpsでした。
そんな回線で利用するため、当時のインターネットコンテンツは、基本的に文字のみが主流で、画像も今のように大きなサイズの物は基本的に取り扱われていませんでした。
ですので、取り扱うコンテンツのサイズも小さいため、HDDは1.6GBで充分ですし、今と比べて動作が重たいソフトもほとんど無かったため、CPUは133MHz、メモリは32MBでも充分でした。
ISDN、そしてADSLへ
さて、そこからしばらくして、インターネット接続回線は、ダイヤルアップ接続から、最大128kbpsのISDN、そしてブロードバンド回線の走りとなる、ADSLと切り替わり、ダイヤルアップ接続時代とは比べものにならないスピードで、インターネットにアクセスできるようになりました。
ブロードバンド回線が、一般家庭にも普及されると、それにともなって扱われるコンテンツの種類が増え、テキストベースだったインターネットコンテンツも、画像や動画をふんだんに使った、リッチな物に変わっていきました。
そうなると、1996年のPCスペックのままでは、満足にコンテンツを閲覧することが出来なくなりますよね。
もちろん、インターネット接続回線の技術進歩とともに、PCのスペックもムーアの法則に従って、どんどんとスペックアップしてきました。
人類の知的好奇心、欲求の強さ
このように、出来ることが広がると、人は更に娯楽の幅を広げたり、生活が楽になるように、今までの慣習を打ち破って、高みを目指す生き物です。
なので、技術進歩が止まらない限り、人は以前よりリッチなコンテンツを手元で楽しみたくなります。
スマホでできることはどんどんと広がっている
スマホに関しても、PCと同じで最近では、AR機能を利用できるようになるなど、スマホが登場した時と比べると、扱うコンテンツが非常にリッチな物になりました。
コンテンツがリッチになればなるほど、要求されるスペックも上がっていくことは、PCの件を見ても明らかですので、「スマホのメモリは4GBで充分」ではなく、「スマホのメモリ搭載量は、増えれば増えるほど良い」が僕の考え方なんですよね。
こんなポエムを引き出してきた理由としては、このような背景無しに、「スマホのメモリ搭載量は、増えれば増えるほど良い」という発言は、ただのベンチマークファンボーイとして受け取られてしまうからです。
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ただし、あくまでこの考え方は僕個人の考え方なので、本当にスマホのメモリ搭載量は4GBで充分だ、という結果になるかも知れません。
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アンサーソングみたいなポエムでしたが、吐き出せたので何だかすっきりしました。
こんな読み物系のコンテンツも扱っていきたいなぁ、と考えていたりもしていますので、どうぞ生暖かい愛で見守って頂ければ幸いです。