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Solaris の危機なのだ! OracleがSolaris、SPARCのチームメンバーを大量にレイオフへ
先週金曜日にOracleが、Solaris、SPARC、テープライブラリ、ストレージチームの従業員を対象に、数百件のレイオフを実施したようです。
このニュースを受けて、情報源のThe Registerに対し、Oracleのメディア関係代理店は、「コメントは差し控える」と述べているだけとのこと。
しかし、Oracleの従業員が下記のようなつぶやきを行っているため、レイオフは実施されたものだと推測されます。
For real. Oracle RIF'd most of Solaris (and others) today.
— Drew Fisher (@drewfisher314) 2017年9月2日
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RIFとは「強制的な削減」を意味するようです。
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今すぐSolarisのサポートを打ち切ることは、今のところ無いはず
さて、ここで気になるのがSolarisのサポートはどうなるのか、といったところですが、少なくともOracleはSolarisのサポートを2030年までは続けるとしているので、今すぐSolarisのサポートが打ち切られるということは無さそうです。
The Registerによると、Solarisのチームから、Oracle Linuxのチームへ配置転換となったエンジニアもいるので、Solaris 12 Solaris 11.nextの開発についても、リソースを確保できているようですし。
3月の@ITのインタビュー
今年の1月頃に発表された、OracleのロードマップからSolaris 12が消えて、話題となった月から2ヶ月後に、Oracle本社のクラウドサービスとエンジニアドシステムのプロダクトマネジメントを担当している、シニアディレクター、Michael Palmeter氏と、日本オラクル 執行役員、山本恭典氏の両名が@ITのインタビューに答えていました。
そのインタビューの中で、SPARC/Soralisの今後について触れるセクションがあったのですが、両氏は「SPARC/Solarisのビジネスを弱めるものではない」と発言されていました。
Oracleは、レイオフについては滅多に言及しないため、色々な情報が錯綜し、ユーザーが混乱することがありますが、レイオフの話が上がった物の、今のところはまだ、SPARC/Solarisの未来は保証されていると考えて良さそうです。
まとめ
SPARC/Solarisユーザーである僕としても、昨今のSolarisに関するニュースを聞いて、この先どうなるんだろうと不安になることが増えました。
ここあたりで。OracleがしっかりとSPARC/Solarisについての現状や、今後の対応についてプレスリリースを出してくれれば、もう少し安心できるのですが・・・
Source: The Register | @IT