
Amazon.co.jpのプライムデーで、現在少しだけ安い86,182円で購入できる、M4 mac miniのいわゆる梅モデル。
周りの友人がLLMを動かすのに最適という声を多く聞いていたので、今回僕も購入してみました。
ただ、最安モデルとなるとSSDが256GBしかないので、モデルを複数とっかえひっかえするには少し心許ないストレージサイズです。
そんな中、いろいろと調べているとどうやらM4 mac miniはSSDを換装できる様子。

今回は、ショップレビューの高かった上記の1TB SSDを購入し、実際にSSDを自分で換装してみたので、換装方法を写真を元に紹介していきます。
準備するもの
今回準備する物は以下の通りです。
今回僕が購入したSSDは下記のドライバーと吸盤、ピック、オープナーがセットでついてくるので、別途何か工具を用意する必要はなかったので楽ちんでした。
- 換装用SSD
- トルクス T3ドライバー
- トルクス T5ドライバー
- トルクス T8ドライバー
- 吸盤
- ピック
- オープナー
Mac mini m4の分解

M4 mac miniの裏釜はラッチのようなもので固定されており、裏釜を外すだけならドライバーは不要です。
ただし、裏釜とボディの間には一切隙間が無いため、まずは吸盤で裏釜を持ち上げてできた隙間にピックを差し込みます。

続いて、ピックで作った隙間にオープナーを差し込んで、横にスライドして裏釜を固定しているラッチのようなものを外していきます。
プラスチックのオープナーであれば、横にスッとスライドするだけで開けられますし、力もそこまで必要ないので、「壊れるんじゃないか・・・?」という心配もなくサクッと外せるようになっています。

裏釜を持ち上げる際、勢いよく持ち上げると電源スイッチのコードがちぎれてしまい、Mac miniを起動できなくなるため、ゆっくり持ち上げるようにして下さい!
裏釜をそっと持ち上げると、ファンが姿を見せます。

電源スイッチのコードはコネクタの根元側のケーブルをつまんで上に持ち上げると外せるので、安全に作業するために外しておきます。

ネジが非常に小さいので無くさないように、気をつけて作業しましょう。
続いて、トルクス T5ドライバーで上図赤枠で囲んだ8本のネジを外します。

上図赤枠で囲っているところに穴が開いているので、先ほど使ったドライバーを少し差し込んで、上に持ち上げてアンテナカバーを外します。

アンテナカバーにもアンテナケーブルが接続されていますが、こちらはケーブルを抜かずに作業します。
ケーブルを引っ張らないように気をつけましょう。

続いてファンを取り外すために、上図赤枠のネジ2本をトルクス T3ドライバーで外し、上図青枠のネジ2本をトルクス T5ドライバーでそれぞれ外します。

ファンもケーブルで接続されているので、勢いよく持ち上げないようにしましょう。
僕は、昔Intel mac miniでファンかアンテナカバーか忘れてしまいましたが、勢いよく持ち上げてケーブルを引きちぎった悲しいことを経験しています・・・
ファンをそっと横にずらすと、256GBのSSDが姿を見せますので、上図赤枠内のSSDを固定しているネジをトルクス T8ドライバーで外します。
SSDの交換

今回購入した1TBのSSDを箱から取り出し、M4 mac miniに取り付けて、トルクス T8ドライバーで固定用のネジをとめます。

SSDがきちんと固定されていることを確認したら、横にずらしたファンを元の位置に戻します。

ファンを元の位置に戻したら、上図赤枠のネジ穴にT3 トルクスネジをドライバーで締め直し、上図青枠のネジ穴はT5 トルクスネジをドライバーで締め直します。

続いてアンテナカバーを元の位置に戻して、上図赤枠内のネジ穴にトルクス T5ネジをドライバーで締め直します。

アンテナカバーも締め直したら、あとは裏釜に電源スイッチコードのコネクタをはめて、裏釜を閉めます。
これでSSDの換装は完了です。
OSリカバリ
SSDを換装したらリカバリを実施するのですが、Intel mac miniと違って、DFUモードで立ち上げて、背面の3つのThunderbolt 4ポートの真ん中にUSB-CまたはThunderbolt 4ケーブルを接続し、その対抗に正常に動作するmacOS端末を接続します。
Apple公式ドキュメントでは、DFUモードのmac miniを接続したら、Finderから復元するように指示していますが、僕の環境では不明なエラーが発生し実施できませんでした。
ですので、Finderからの復元ではなく、Apple Configurator2を使って復元するのがオススメです。
DFUモードのmac miniを接続したmacOS端末で、Apple Configurator2を立ち上げ、上記手順の「出荷時のデフォルトに復元する」の内容を実施します。
まとめ
本来mac mini M4モデルをカスタマイズして1TB SSDを搭載すると、追加で6万円の出費が発生しますが、今回のキットを活用すると1/3の2万円程度で交換できるので、なるべく安くで大容量SSDを搭載したMac miniを用意したい方は、是非参考にしてみて下さい・・・!
