質(@_0_zero)さん主催の「今年のベストバイガジェット Advent Calendar 2025」の23日目で参加しています。
気が付くともう12月23日。2025年もあっという間でした。
今年は9月に子供が生まれたこともあって、例年以上に時がたつのが早いなぁと感じています。
さて、昨年はZR-Vを引っ提げてきて大暴れしたわけですが、今年はちゃんと?ガジェットです。
ここ最近、Cornix LPの登場でまた分割キーボードに注目が集まったことはまだ記憶に新しいのではないでしょうか。
周りを見てみると友人たちも、分割キーボード沼にはまっており、常日頃から分割キーボードは良いぞ、と布教されていました。
とはいえ、USキー配列からJIS配列に乗り換えた僕としてはいまいち乗り気ではありませんでしたが、ふと「60%キーボードなら何とかなるんじゃないか?」と思い、キットを探し始めました。
分割キーボードはなるべくコンパクトに、というのが主流のようで40%キーボードが主ですが、探せばちゃんとあるものです。
Lily58 Proは分割キーボードのキットとしては今では枯れたキットで、良い意味で様々なTipsであったり派生が多く存在しており、今でも世界中で愛されているキットです。
個人的にロータリーエンコーダは不要ですし、60%キーボードに近しくてかつ、名前を大変気に入ったのでLily58 Proを組んでみることにしました。
まさかの出会い

まずは必要な物をそろえて組んで、ケースは後で組んだ時に考えようと思っていたのですが、たまたまBOARDSOURCEが2022年初頭に発売した「lulu」というアルミ削り出しのケースを手に入れることができたんです。
今では入手困難な非常に完成度の高いケースに巡り合えたのであれば、これはもう本格的に移行してしまおう、と組み立てのスケジュールを前倒しして組み上げてみました。
今回はluluと一緒にすでに構築済みの基盤も手に入れていたのですが、せっかくなら自分が組んだものを使いたい、ということで予備品としてとっています。
ほぼJISキー配列の分割キーボードが作れて大満足
ひとまず組み終わってからは数日試行錯誤して自分に合ったキーマップ設定を楽しんでいましたが、ようやく納得のいくキーマップ設定が終わり、作業効率が爆増しました。

まずデフォルトレイヤーは、JISキー配列を基本としつつ、ShiftやAltなどのキーについては試行錯誤を重ね自然と操作できる場所に割り当てを行いました。
海外のカスタマイズ事例を見ると、左右それぞれ2Uキーの上にロータリーエンコーダを付けているものが多く見受けられましたが、自分はここに「[」と「]」を設定し、左を長押ししている間はレイヤー1(Lower)、右を長押ししている間はレイヤー2(Upper)に切り替わるように設定してみました。

レイヤー1はファンクションキーや、USB接続切り替え、Bluetoothペアリング、矢印キーなど普段デフォルトレイヤーに置く必要はないものの、利用頻度がそれなりに高いものを設定しています。
ファンクションキーの並びは完全にPlanck Keyboardを組んで作っていたころの名残ですね。

レイヤー2については、すっかり忘れていた「| / 」キーのみを割り当てています。
PowerShellをよく使うので「|」を多用するのですが、キーマップを最初設定したころは無意識のうちに割り当ててるものとばかり思ってデフォルトレイヤーとレイヤー1のキーマップをFIXしてしまったので結構悩んだポイントでした。
最終的に、レイヤー2の一番右下に割り当てる、という形に落ち着いたのがつい先日。
こんな感じで自由にキーマップを設定できるのは自作キーボードの大きな利点ですね。
肩こり改善にもってこいな分割キーボード
僕自身デスクワークメインなので、キーボードタイピングによる肩こりに悩まされていました。
もちろんキーボードタイピングだけが原因というわけではないのですが、キーボードを操作する時間が1日の中で非常に多いため、この負担を解決出来たらな…と考えていました。
分割キーボードであれば胸を張った状態でタイピングできるようになるため、肩こりが大きく改善すると聞いていたので、とにかく導入してみようnの気持ちではじめた分割キーボード。
これがびっくりするくらい効果でてるんですよね。タイピングする際縮こまらずにすむので、長時間タイピングしても疲れを感じませんし、肩のだるさも大きく改善できました。(個人の感想です)

さらに、Magsafeに対応したスタンドと、ダイソーで売っているMagsafeステッカーを組み合わせることで、キーボードを傾けられるテンティング(Tenting)に対応させることで、さらにタイピング時の負荷を低減しています。
よく見るテンティングはY軸を傾けて使いますが、自分にはびっくりするほどあわず、X軸を傾けるスタイルを採用しています。
これもMagsafeスタンドを採用しているため、傾ける軸を変えるのも超簡単に済むので、これはよいカスタマイズができたな、と大変満足しています。
というわけで、2025年のベストバイガジェットは分割キーボードの「Lily58 Pro」でした。
皆さんも是非自作キーボード沼へ足を踏み入れてみてください!
2018年ごろと比べていろいろ楽になっていますし、できることの幅も広がっているので・・・!
