acd_cli 、Amazon Cloud DriveからBANされる？

Amazon Cloud Driveをネットワークドライブとしてマウントできる、サードパーティーソフトのacd_cliがAmazon Cloud DriveからBANされた模様です。

Amazon Cloud Driveとは

Amazon Cloud DriveはAmazonが提供するクラウドストレージで、有料プランを契約すると、ファイルを無制限にアップロードできるという破格のサービスです。

そのサービスの性質上様々なサードパーティーソフトが開発されました。

その中でも根強い人気を誇っていたのが、acd_cliです。

acd_cliはpythonで書かれたコンソールアプリケーションで、FUSEと組み合わせることで、自分のパソコンにAmazon Cloud Driveをマウントすることができる画期的なツールです。

acd_cliはクロスプラットフォームアプリケーションで、WindowsやmacOS、Linuxでも利用できることもあり、様々な使い方をしていたユーザーが多数いたと思われます。

ただ、動作はそこまで安定しているとは言えず、僕自身も一度導入を検討して諦めたアプリケーションでした。

Amazonとしては、ネットワークドライブとしてマウントして利用するケースを想定しておらず、公式アプリケーションまたはWEBブラウザ経由でファイルをアップロード、ダウンロードできるようにしていました。

AmazonとしてはAmazon Cloud DriveをAWSのS3のように利用されると、収益性が悪化するため嫌っていたかと思われます。

そういう事情を踏まえると、今回のBANは仕方ないものなのかも知れません・・・

現在、acd_cliのGithub issuesは阿鼻叫喚の様相を呈しています。

今後何かアップデートがあれば、issuesで議論されるかとは思いますが、acd_cliはもう諦めた方が良いかもしれませんね・・・

どうやらacd_cliに巻き込まれてrcloneも同じくBANされたようですね・・・