Atom C3000 、省電力Atomがついにリリース。Atom C2000の後継モデル
Atom C2000の後継モデルである、Atom C3000がついにリリースされました。
Source:Intel
Atom C2000が発表されたときにIntelが出したロードマップに載っていた、DenvertonがAtom C3000に当たります。
ロードマップでは2014年以降と記載がありますが、Atom C2000が発表されてから4年後の今年、ついにリリースされることとなりました。
今のところはAtom C3338のみ
今のところ、DenvertonにあたるCPUは、Atom C3338しか情報が公開されていません。
スペック
スペックは以下の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
セグメント | サーバー向け |
コードネーム | Denverton |
プロセスルール | 14nm |
コア数 | 2コア |
スレッド数 | 2スレッド |
クロック数 | ベース:1.50GHz ターボブースト時:2.20GHz |
キャッシュ | 4MB |
TDP | 9W |
メモリ最大 | 64GB |
対応メモリ | DDR4 1866MHz DDR3L 1600MHz |
ECCメモリサポート | サポート |
最大メモリチャネル数 | 1 |
PCI-Eリビジョン | 3 |
SATAポート最大 | 10ポート |
SATA3ポート最大 | 10ポート |
Hyper Threading | 非対応 |
VT-x | 対応 |
VT-d | 対応 |
EPT | 対応 |
TDP | 9W |
希望カスタマー価格 | 27.0ドル |
Atom C2000と比べて大きな違いを挙げるとすると、DDR4に対応したこと、廉価なのに最大メモリサイズが64GBであること、同程度スペックである、Atom C2308と比べて希望カスタマー価格が異様に安いところあたりでしょうか。
Atom C2000のエラッタが足を引っ張る
サーバー向けAtomといえば、つい先日Atom C2000のエラッタが判明したわけですが、その直後のリリースのため少々イメージが悪いです・・・
まだ現物を見たことないので、何とも言えませんがサーバー向けAtomの汚名返上は叶うのでしょうか。
まとめ
希望カスタマー価格が記載ミスでは無いかと思うくらい安いところが気になります。
この値段で提供できるのであれば、マイクロサーバーやNASの低価格化も期待できそうな気もします。
Source: Intel
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