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GVIDO 、13.3インチのフレキシブル電子ペーパーを搭載した、電子楽譜用ガジェット
電子ペーパーを使ったガジェットで有名な物と言えば、背面に電子ペーパーを搭載したロシアのスマートフォン、YotaPhoneやKindleなどが挙げられます。
そんな中、電子楽器専用の電子ペーパーを搭載したガジェット、GVIDOがリリースされました。
13.3インチの電子ペーパーを搭載した2画面表示のガジェット
E ink Mobiusを搭載しており、どちらの画面も専用のスタイラスで書き込むことが出来ます。
スタイラスはワコム製の電磁誘導方式の物を採用しており、スラスラと書き込むことができそうですね。
スペック
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搭載される機能
GVIDOに搭載されている機能としては以下の通り。
- PDFフォーマットの電子楽譜を2画面に表示
- 専用スタイラスで2画面に書き込み、消去が可能
- 内蔵メモリとmicroSDで大量の電子楽譜を保存可能
- 楽譜や楽譜に書き込んだデータやブックマークを端末やクラウドサービスに保存可能
- セットリスト機能を搭載
見開き2画面表示できるので、ノート間隔で利用できるので非常に良いですね。
PDFの譜面上にスタイラスを使って書き込みできるのも大きなポイント。
楽譜を見ながら練習する際は、楽譜へかなり書き込みを行うので、これは非常にありがたいです。
また、内蔵メモリーだけではなく、Wi-Fi経由でクラウドサービスへデータの保存ができるのも非常に良いですね。
GVIDOクラウドサービス
どうやらこのクラウドサービスは、Dropboxなどの外部サービスではなく、独自サービスのようで、サービス内容は以下の通り。
- 「マイライブラリー」と「GVIDOストア」で構成
- マイライブラリーは電子楽譜の保存や管理、複数の書き込みやブックマークなど、様々なデータを保管
- マイライブラリーで登録したメンバー間での書込みなどを共有
- GVIDOストアは電子楽譜専用端末に最適化された電子楽譜の販売、電子楽譜専用端末や純正アクセサリーなどの販売
- 随時、取扱う電子楽譜数やジャンルを広げ、様々な機能追加を予定
楽譜データの保存だけではなく、楽譜を販売するサービスもあわせて提供するようですね。
ただ気になるのが、もし仮にサービスがダウンしたり、停止した場合きちんと利用できるのでしょうか。
購入した楽譜の扱いも気になるところです。クラウドサービスロックインされていなければ良いのですが・・・
まとめ
非常におもしろいガジェットがリリースされましたね。
ノートタイプでかつ13インチもある電子ペーパーは見たことがありません。
大型の電子ペーパーとしては、SonyのDPT-S1が挙げられますが、見開き状態で書き込むことができません。
しかし、GVIDOは見開き2画面構成ですので、紙のノートに近い使い方が出来るのが非常に大きなメリットですね。
今はもうピアノを弾いていないので、楽譜を読むことも無さそうですが、GVIDOは楽譜以外の物も表示できるのでしょうか。
商品としては電子学譜用とありますが、ノート機能があればアカデミックあたりの需要も出そうなのですが。
今後の発表に注目ですね。
Source: GVIDO TOKYO