中国 がメッセンジャーアプリ、WhatsAppへのアクセスを遮断か
Facebook傘下で、米国でのシェア率が高いWhatsAppですが、Symbolic Softwareの研究者である、Nadim Kobeissi氏曰く、09/20にアクセス遮断を開始し、09/25にはWhatsAppへの通信を完全に遮断したとのこと。
WhatsAppの特徴として、アプリでのやりとりが暗号化されているため、秘匿性の高いサービスを実現しています。10月から、ネットやアプリからの書き込みを実名制に強制するなど、国民を監視したがる中国政府にとって、この仕様は非常に都合の悪い物でした。その結果、金盾(Great Firewall)でWhatsAppの通信を全遮断し、国民がWhatsAppを使用することを規制したのだと考えられています。
まとめ
中国では最近VPNも法で禁止したり等、インターネットについて非常に厳しい規制をかけはじめています。
恐らく、2010年から2011年にかけて、チュニジアで発生したジャスミン革命や、2011年に未遂に終わった中国ジャスミン革命、2014年に香港で発生した雨傘の革命などの様な、政府一党制の打開を狙うデモの発生を防ぐ、または情報拡散を防ぎたいという思惑があっての行動かと思われます。
今後さらに規制は厳しくなるのか、それとも平行線を辿るのか、少し気になるニュースでした。
Source: CNET Japan | exciteニュース