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RSAT 1709 で消えたDNSスナップインを追加する方法

RSAT 1709 で消えたDNSスナップインを追加する方法

2018年1月29日
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RSAT 1709 で消えたDNSスナップインを追加する方法

Windows Server管理者の憂鬱第4回目は、RSAT 1709の信じられないバグ、DNSスナップインが消える件について。

リモートサーバ管理ツール、通称RSATは管理者のクライアントPCにインストールすることで、AD管理やDNS、DHCPなどサーバの管理を行えるようになるツールなのですが、最新バージョンであるRSAT 1709をインストールすると、何故かDNSスナップインが消えるという、とんでもなくポンコツなバグが存在しています。

実際にRSAT 1709をインストールしたPCを見てみると、上図の通りDNSが存在していません。

表示上だけの問題だろうと思い、mmcを立ち上げてスナップインを追加しようとしても、DNSスナップインが存在していません。

ミスだったから、自分で修正してね!アップデートはしないよ!

これだけでも信じられないのですが、解決策はユーザ自身にdismでパッケージを追加させるという始末。

2018年1月29日現在も、公開されているRSATのインストーラは修正されていないので、恐らく次のビルドまで修正されません。

仕方ないので、KB4055558に従って作業を行います。仕方が無く。

もし既にRSAT 1709をインストールしている場合は、ファイル名を指定して実行で「appwiz.cpl」を実行し、左ペインの「インストールされた更新プログラムを表示」をクリックし、「KB2693643」のアンインストールを実施します。

Windows 7では「Windowsの機能の有効化または無効化」から削除されたのに、Windows 10向けRSATはなんで出来なくなったんでしょうね・・・ Windows 7のRSATも更新プログラム扱いで配布されていたはずですのに・・・

DNSスナップインを追加する

まずここからWindowsTH-RSAT_WS_1709-x64.msu、もしくはWindowsTH-RSAT_WS_1709-x86.msuをダウンロードしてきます。

続いて、Cドライブ直下にtempディレクトリを作成し、WindowsTH-RSAT_WS_1709-x64.msuまたはWindowsTH-RSAT_WS_1709-x86.msuをコピーします。

コピーが完了したら、C:\tempに下記のとおり2ファイルを作成します。

x64の場合

installx64.bat

@echo off
cd /d C:\temp
md ex 
expand -f:* WindowsTH-RSAT_WS_1709-x64.msu ex\
cd ex
md ex
copy ..\unattend_x64.xml  ex\
expand -f:* WindowsTH-KB2693643-x64.cab ex\
cd ex
dism /online /apply-unattend="unattend_x64.xml"
cd ..\
dism /online /Add-Package /PackagePath:"WindowsTH-KB2693643-x64.cab"
cd ..\
rmdir ex /s /q

unattend_x64.xml

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>  
<unattend xmlns="urn:schemas-microsoft-com:setup" description="Auto unattend" author="pkgmgr.exe">  
  <servicing>  
    <package action="stage">  
      <assemblyIdentity buildType="release" language="neutral" name="Microsoft-Windows-RemoteServerAdministrationTools-Client-Package-TopLevel" processorArchitecture="amd64" publicKeyToken="31bf3856ad364e35" version="10.0.16299.2"/>  
      <source location="." permanence="temporary"/>  
    </package>  
  </servicing>  
</unattend>

x86の場合

installx86.bat

@echo off
cd /d C:\temp
md ex 
expand -f:* WindowsTH-RSAT_WS_1709-x86.msu ex\
cd ex
md ex
copy ..\unattend_x86.xml ex\
expand -f:* WindowsTH-KB2693643-x86.cab ex\
cd ex
dism /online /apply-unattend="unattend_x86.xml"
cd ..\
dism /online /Add-Package /PackagePath:"WindowsTH-KB2693643-x86.cab"
cd ..\
rmdir ex /s /q

unattend_x86.xml

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>  
<unattend xmlns="urn:schemas-microsoft-com:setup" description="Auto unattend" author="pkgmgr.exe">  
  <servicing>  
    <package action="stage">  
      <assemblyIdentity buildType="release" language="neutral" name="Microsoft-Windows-RemoteServerAdministrationTools-Client-Package-TopLevel" processorArchitecture="x86" publicKeyToken="31bf3856ad364e35" version="10.0.16299.2"/>  
      <source location="." permanence="temporary"/>  
    </package>  
  </servicing>  
</unattend>

改めてRSATのインストールを行う

ファイルの準備が完了したら、installx64.bat(またはinstallx86.bat)を右クリックし、管理者として実行します。

すると、.msuファイルの展開が始まり、

dismが走り、RSATのインストールが始まります。

インストールが完了すると、無事にDNSスナップインが追加されました。

まとめ

本連載記事のタイトルは、「Windows Server管理者の憂鬱」なのですが、連載からはじめてタイトル通りな記事となりました。

本当にWindows 10がリリースされてからのマイクロソフトは、色々とクオリティが落ちている気がします。

デバイスは良い物作るんですが、肝心の主力製品がこれでは・・・

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