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まさかのXeonを搭載したNUCがIntelのホームページに掲載される、NUC 9 Pro Kit NUC9VXQNX
Intelの小型ベアボーンキットであるIntel NUC。
今までリリースされてきたNUCはCeleronを搭載した廉価な物から、高価なゲーミングモデルまでと、モデルラインナップは結構幅広く展開されていました。
ただ、HPのZ2 MiniのようなXeonを搭載した、ワークステーションモデルは展開されていませんでした。
しかし、つい先日Intelのサイトに突如としてモバイル向けのXeon CPUである「Xeon E-2286M」を搭載した「NUC 9 Pro Kit NUC9VXQNX」が掲載されたのです。
モバイル向けとうたってはいる物の、TDPは45Wの8コア16スレッド、動作周波数は2.40GHzでターボブースト時は何と5.00GHzと結構えげつないスペック。
小型PCというよりかは、小型ワークステーション
このXeonを搭載したNUC 9 Pro Kitですが、従来のNUCと違ってサイズは少し大きめ。
例えば、僕が今サブPC用と利用しているCore i3-8109Uを搭載しているNUC8i3BEKのサイズは117 x 112 x 36mm。
それと比べてNUC 9 Pro Kitのサイズは238 x 216 x 96mm。
NUCと言われると結構小型な物をイメージしますが、縦横についてはMac miniより少し大きめ、高さは約2.7台分と結構大きめ。
しかしながら、その大きさの分I/Oは結構充実しており、2x via PCH + 1x via CPU (NVMe)にSATAが3ポート搭載とのこと。
RAMスロットは2つで、搭載最大メモリは64GB。
搭載されている「Xeon E-2286M」の使用では最大搭載メモリは128GBですが、DDR4-SODIMMの64GBモジュールがまだ無いためですね。
実売価格は225,890円
さて気になる実売価格ですが、マウザーでの取扱ありで価格は225,890円。
ここにストレージとRAMを追加で購入する必要があるので、使える状態にするには28万円くらいかかる計算に。
まとめ
今のIntelはミドルスペック以上のCPUはライバルのAMDと比べるとお話にならないくらいのへっぽこぶり。
個人的にはNUCはあくまでローエンドからCore i3を積んだミドルレンジくらいの物がちょうど良く、それ以上については正直買う意味が無いかな、と評価しています。
NUC9VXQNXに期待するところは正直なところ、AMDを刺激させてAMDにも似たような物をリリースできるような流れに持って行くところかなぁ・・・