今年もアドベントカレンダーの時期が来たのか、と時の経つ早さに驚いています。
しょぼんブログでは、ブログや同人誌を書く際の検証もすべて自前のサーバでやっています。
そんなサーバを置いている場所をふと見てみると、モニターもあるしキーボードを置ける天板もあります。ということは、サーバラックも机なのではないでしょうか。
この記事は、みるくここあさん(@milkcocoafarm)主催の「デスクツアー2024 Advent Calendar 2024」17日目の記事です。
ラックデスク全景
ラック・・・じゃなかった、デスクの全景はこんな感じ。
結婚する前は42Uのサーバラックを置いていたのですが、流石に結婚したり大阪から引っ越すとなると、42Uラックを置く場所が無いため泣く泣く廃棄。
その代わりに、ドウシシャのメタルラック「ルミナスのスチールラック」を使っています。
それにしても、メタルラックも昨今の物価高騰で高くなりましたね・・・ 昔はこんなに高くなかったのになぁと思いながら購入。
今回は、UPSの設置を考えて下段に棚板をいれない構成を取ったので、補強用としてコの字バーを同時に購入して、最下段に設置して強度を確保しています。
サーバたち
サーバ管理をしている時の全景はこんな感じ。
サーバの管理端末兼、ARM用Hyper-Vを動かすためのWindows開発キット2023にモニターとThinkPad Trackpoint Keyboardを接続し、Proxmox VEクラスタを管理しています。
現在クラウドファンディングで「Openterface Mini-KVM」に投資しているので、物が届けばまた入れ替える予定ではいます。
Openterface Mini-KVMがあればモニタ自体は不要になるので、Zabbixのダッシュボードでも表示しようかな。
管理しているサーバたちの全景がこちら。
大阪に居た頃は、DL385p Gen8を4台、iSCSIストレージのゴリゴリ構成で動かしていましたが、42Uラックも居なくなったので、デスクトップPCやミニPCにすべて置き換え済み。
メインのProxmox VEが動いている箱は、AsRockのDESKMEET B660にCore i3-13100をメインに、色々と突っ込んでいます。
ESXiを使っていた頃は、やれストレージがと色々と気を揉みましたが、Proxmox VEを使い始めてからは、Hot Tier用のNVMe、Semi Hot Tier用のSATA SSD、Cold Tier用のHDDを搭載しつつ10GbEのNICを積めばOK!という考えに変わりました。
これと同じ構成を大阪の元自室にも置いており、拠点間VPNを構築して利用しています。
クラスタも組もうかなとは思ったのですが、いざというときはProxmox VEで定期的に取得したバックアップデータをBackblaze B2に保存しているので、それをダウンロードしてリストアする方式を採用しています。
(Proxmox VEでクラスタ組んで、メンバサーバが転けたときが結構面倒というのが本音)
写真真ん中にはIntel N100を搭載した小型PCをスタックして置いています。
こちらはあくまで実験場という扱いで、メインのProxmox VEサーバとは分けて管理をしている、Proxmox VEクラスタです。
自分は、メインのProxmox VEサーバで結構重たい処理を走らせるので、DESKMEETでゴリゴリに組んでいますが、Intel N100はXeon E3-1225 v5と比べて、省電力性やパフォーマンスを凌駕しています。
なので、一般的な使い方であれば自宅サーバはぶっちゃけIntel N100ミニPCで十分。
それこそProxmox VEで気軽にクラスタを組んで遊ぶのにちょうど良い感じです。
ファイルサーバたち
メインファイルサーバ
複数PCを利用したり、Proxmox VEの一次バックアップ先が必要なので、AOOSTAR R1 N100にOpenMediaVaultをインストールし、メインのファイルサーバとして利用しています。
AOOSTAR R1 N100は、個人的に非常に気に入っており、導入から何の不具合もなくバッチリ動いています。
写真用オールフラッシュストレージサーバ
最後は写真左のマザーボードがむき身になっている、RAW画像用のファイルサーバ。
こちらはオリオスペックで発売されているノーブランドのIntel X520-DA1と、データ用の2.5インチSSD、システム用のNVMeを組み合わせたオールフラッシュストレージサーバを組んでいます。
こうすることで、ローカル環境とほぼ変わらない速度、レイテンシでLightroom Classicでの写真現像ができるようになっています。
メインPCで使うことはもとより、出先で現像前の写真を引っ張りたいな、となった場合もVPN経由でアクセスしてサクッとデータを引っ張れるようにしています。
こちらは、保存したデータをOS標準機能でBackblaze B2にバックアップするために、TrueNASを採用している関係で、ファイルサーバでありながらRAM 32GBのモリモリ構成となっています。
10Gネットワーク
何を血迷ったのか、自宅の上り回線が10G回線を引いているので、アクセス回線と宅内の基幹NWはすべて10G化しています。
リビングにルータを置いているのですが、壁コン内のLANがCat 5eだったのでリビングのaruba 1930 24g 4sfp+から、ずるずるとOM3ケーブルを引っ張ってきて、同じく自室のaruba 1930 24g 4sfp+に収用しています。
宅内のLANをすべて10G化する必要はないので、ルータからメインPCとメインのProxmox VEサーバ、写真用オールフラッシュストレージサーバだけ10Gで通信させている形ですね。
アクセス回線を10G化するのは流石にやりすぎ感が否めませんが、宅内のNWを10G化するのはオールフラッシュストレージサーバや、階層化ストレージを導入することで、ローカルのストレージとほぼ変わらない速度で大容量ストレージを用意できるので結構オススメです。
・・・とこんな感じでサーバラックデスクの様子を雑にお届けしました。
この記事は、みるくここあさん(@milkcocoafarm)主催の「デスクツアー2024 Advent Calendar 2024」17日目の記事です。
許してエルフ