Insider Previewでは利用できると聞いていた、「Windows Subsystem for Android」ですがいつの間にかInsider Previewから外れていたので、試してみました。
目次
インストール
Microsoft Storeアプリから「Amazonアプリストア」と検索すると、確かに「インストール」ボタンが出ています。
すると、「Amazon Appstore用にPCを準備する」という画面が表示されます。
もちろん、筆者のPCは通常チャネルだったので一度もインストールしたことがありません。
「ダウンロード」をクリックして「Windows Subsystem for Android」をインストールしてみます。
インストール自体はすぐに終わり、「Amazon Appstoreを開く」ボタンが表示されるのでクリックします。
インストール直後はWindows Subsystem for Linuxと同じく、インスタンスが起動していないので、まずインスタンスを起動します。
すると、「amazon appstore Preview」のログイン画面が表示されるので、「Amazon.co.jpをご利用ですか?サインイン」をクリックします。
ログインに成功すると、こんな感じでamazon appstoreのホーム画面が表示されます。
アプリインストール
試しに、Kindle for Androidをインストールできるか試してみます。
Kindle for Androidをクリックし、「入手」ボタンをクリックします。
インストールが完了すると、「ダウンロードボタン」が「開く」に変わりますので、クリックしてみます。
すると別窓でKindle for Androidが立ち上がります。
既にamazon appstoreでAmazon.co.jpアカウントでログインしているので、Kindle自体もログインした状態で上がってきます。
購入したKindle本も普通に読めますし、何よりWindows向けクライアントと比べて非常に動作が軽快。
アプリインストールは「amazon appstore」から実施する必要がありますが、アプリインストール後はスタートメニューから直接アプリを立ち上げられます。
Android用Windowsサブシステム設定
「Windows Subsystem for Android」をインストールすると、スタートメニューに「Android用Windowsサブシステム設定」が追加されます。
「システム」設定では、「Windows Subsystem for Android」の動作周りの設定ができます。
「開発者」では「開発者モード」を有効化できるようで、「Windows Subsystem for Android」で何か開発をする方にも門戸を開いている状態ですね。
筆者自身まだしっかりと「Windows Subsystem for Android」の情報を追えていないので、軽い紹介しかできないのですが、adb connectで「Windows Subsystem for Android」にアクセスして、アプリ開発やデバッグができるイメージですね。
「互換性」では各アプリ毎のUI設定周りを個別にカスタマイズできる感じですね。
とにかくKindleクライアントの動作が快適
「Windows Subsystem for Android」自体結構幅が広がりそうだと感じてはいるものの、IntuneやAzure Active Directoryにかまけていたので、本当に情報を追えていないので紹介程度しかできないのが歯がゆいところ・・・
ただそんな中でも、ユーザ目線で唯一目立った点がKindleクライアントの動作の快適性。
本のダウンロードもそうですし、本を開くであったり、ページ送りする動作がWindows版クライアントと比べて、本当に、本当に快適。
Kindleヘビーユーザの僕にとっては福音レベルのメリットかも・・・
Microsoft Authenticatorは流石になかった
「Windows Subsystem for Android」が出た当初、Microsoft Authenticator使える様にならないかな、と思っていたのですが、流石にMicrosoft Authenticatorはありませんでした。
MFA用アプリなので、同じデバイスに入れちゃダメでしょ、というところは分かるのですが、たまに社用スマホを持っていない方をどうするか、という課題が挙がってくるので試してみた次第です。
amazon appstoreで公開されているアプリしか使えない
「Windows Subsystem for Android」ですが、文字だけ見るとAndroidアプリがWindowsで動かせるのね!と思いがちです。
しかし、あくまでamazon appstoreで公開されているアプリのみ利用可なので、そこを勘違いしたままだと少しガッカリするかもしれません。
ただその制約があったとしても、ここまでしっかりとパフォーマンスが出るのであれば、僕個人としては十分アリですね。