Google Cloud Platform がSkylake世代のXeonを採用した最初のクラウドプロバイダーに
検索エンジンサイト大手の、Googleが提供しているクラウドプラットフォーム、Google Cloud Platform(以下GCP)がSkylake世代のXeonを採用すると発表しました。
ヘルスケア、メディア、エンターテイメント、金融サービス等をはじめとした、顧客がより高いパフォーマンス、高効率なサービスを求めており、そのユーザーの声に応える形でSkylake世代のXeonを採用することに踏み切ったようです。
AVX-512の恩恵を受けられる
Skylake世代のXeonにはAVX-512が実装されており、科学モデリング、ゲノム研究、3Dレンダリング、データ解析、エンジニアリングシミュレーションに最適なプロセッサとなっています。
以前の世代と比較すると、浮動小数点演算のスピードが約2倍と中々強烈なパフォーマンスを叩き出してくれます。
標準、ハイメモリ、ハイパーキュー、カスタムマシンタイプを含む全てのインスタンスに対して、Skylake Xeonへ最適化しているとのこと。
特定のインスタンスだけでなく、標準タイプなども含めた全てのインスタンスに対応していることに驚きです。
ただ、既存のインスタンスに対してはどういった扱いになるのでしょうか。
記憶が曖昧ですが、Azureの仮想マシンの場合は、インスタンスを作り直さなければいけなかったような気もしますが。
ただ、Azureの場合は新しいインスタンスのサイズを用意する形で対応していたので、作り直す必要があったのかもですね。
GCPの場合は全てのインスタンスで最適化を図るとあったので、ユーザー側の操作は必要ないのでしょうか。
対応リージョン
対応リージョンは以下の通り。
- アメリカ西部
- アメリカ東部
- 中央アメリカ
- 西ヨーロッパ
- 東アジア太平洋
まとめ
言われてみると確かに、今までどのクラウドベンダーもSkylake世代のXeonを採用しているという話は耳にしたことがありませんでした。
クラウド業界は競合他社が何か施策を実施すると、それに対向して他のクラウドプロバイダーも様々な施策を実施します。
Azureも迎合してくれるとありがたいところ。DSv2インスタンスの価格を下げてくれるとありがたいところです・・・
Source: Google Cloud Platform Blog