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Android のリファレンスモデルとは何だったのか、日本人が手に入れられるリファレンス機を考える

Android のリファレンスモデルとは何だったのか、日本人が手に入れられるリファレンス機を考える

2017年10月5日
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Android のリファレンスモデルとは何だったのか、日本人が手に入れられるリファレンス機を考える

日本時間の10/05にGoogleが、自社製のスマートフォンであるPixel 2、Pixel 2 XLをリリースしました。

前回のPixel、Pixel XLは、まさかの日本購入不可で、アプリ開発者からすると、最新OSを試せる新デバイスは夢へと消えました。

今回のPixel 2シリーズは、日本でも発売されるかなぁなんて淡い期待を抱えていましたが、日本発売無し、Band 6、Band 19無しの無し無しづくし。

Band 1、Band 8、Band 18に対応しているので、ソフトバンクやau回線ではそれなりに快適に使えるかとは思われますが、そもそも技適の認可が下りなければ日本では利用できません。

1つ前のモデルである、Pixelシリーズが今でも技適の認可が下りていないことを考えると、Pixel 2シリーズも技適の認可が通る可能性は非常に少ないのでは無いでしょうか。

Pixel is “NOT” Reference model

Android
正直なところ、購入できる国がここまで限られてくると、もはやPixelシリーズはAndroidリファレンス機ではなく、「何かOSのアップデートが早いスマートフォン」にしか見えません。

Pixelが自国で買えない奴の僻みじゃ無いのなんて言われるかも知れませんが、それは一般利用者的視線で考えたときの話であって、アプリ開発者の視線に立って考えると、僻みとして捉えるのは少しナンセンスな気がします。

今後、国内のアプリケーションベンダーは、新OSの対応に苦慮する時代が続くのかも知れません。今はまだ、Nexus 5X、Nexus 6Pのサポート期限が切れていないため、直ちに影響が出るわけではありませんが、Nexus 5X、Nexus 6Pのサポート期限が切れると、テスト用のデバイスを確保するのが困難を極めそうです。

個人的に技適の降りていないデバイスを、個人輸入して電波暗室で使えば良いのでは、という意見も出てきそうですが、それはオフラインでも使えるアプリに限った話で、オンラインで利用することを前提とするアプリのテスト、フィールドテストを行うことが出来ません。

Appleであれば、iOSが動くデバイスはAppleしか作っていませんので、モデル数は少し多いとは言え、国内のアプリケーションベンダーもテスト機を用意することが出来ます。

今後Googleはこのあたりの問題にどう対処していくのでしょう・・・ リファレンス機まわりについては、他のメーカーがそれっぽいの出せばいいんじゃないのってスタンスなのでしょうか・・・

日本国内で用意できる、リファレンス機相当の物を考える

こんなこと言っても、Search Giantsに声なんて届かないので、日本国内でも法的に問題無く利用できるリファレンス機相当の物を用意できるか、考えてみます。

Essential Phone

Android Essential phone
まず始めに挙げられるのは、Androidの作者でもあり、Essential ProductsのCEOを努める、Andy Rubin氏が手がける、Essential Phoneでしょうか。

発売当初は米国のみでしか手に入れることが出来ませんでしたが、日本語ページが登場するなど、技適の認証を受けるかも知れないと期待できそうな製品です。

また、Nexusシリーズと同じく、「2年間はOSアップデートをサポートする」と名言しているため、日本で購入できるようになれば、リファレンス機として利用できそうです。

Sony Open Device Program

Android Xperia X Compact
もう一つ挙げられるとしたら、SonyのOpen Device Program対象機でしょうか。

Open Device Programとは、開発者向けにAOSPベースのOSを提供してくれるという、何とも素敵なプログラムで、現地時間10月02日に、下記のデバイス向けにAndroid 8.0を利用できるようにした、と発表しました。

  • Xperia XZ Premium
  • Xperia XZs
  • Xperia XZ
  • Xperia X Performance
  • Xperia X
  • Xperia X Compact

対象機器を見てみると、日本でも販売されているデバイスが挙げられていますので、ブートローダーさえアンロックすれば、リファレンス機相当の物として利用できそうです。

ただしAOSPコードを自分でビルドする必要がありますが、アプリケーション開発者であれば、それ位屁でもないので問題無さそうです。

ドコモ版のXperia X Compactを所持しているので、テストしてみようと思えばいつでも出来そうですね。ドコモ版のGalaxy Note 8が出れば、機種変更する予定ですので、機種変更が済んだら開発機に転籍させてしまおうかな・・・

ただ、Open Device Programを利用して、Android 8.0を焼く行為は、日本の認証(技適)が外れないのか詳しく聞いてみることにします。

Android Oneデバイス

Android one X1
Android Oneデバイスは、Googleが常に最新のアップデートを提供することを担保しているデバイスで、日本ではワイモバイルで、以下のデバイスを契約することが出来ます。

  • X1
  • S1
  • S2
  • 507SH

スペックとしては、上記に挙げた2つと比べると少し頼りないですが、最新のアップデートが提供されると言うことを踏まえると、リファレンス機として利用できそうですね。

まとめ

昨日の発表を見て、思ったことをつらつらとまとめた乱文となってしまいました・・・

Pixelシリーズは、リファレンス機としての役目を果たせない、というのは初代Pixelシリーズが発売されてからずっと思っていたことでした。

Nexus 4の例もあったので、次期Pixelが出るまで様子を見ていたのですが、こりゃダメかなぁと思って、以前からしたためていたポエムをリリースすることになりました。

個人的にはEssential Phoneの国内電撃発売と、Sonyのデベロッパーコミュニティへの貢献度の高さなどに期待して行きたいなぁと思います。

Source: Google Pixel 2 | Essential | Sony Mobile | Xperia X Compact | ワイモバイル