目次
GNU Bee Personal Cloud 1 、低価格でかつ低消費電力なNASを構築できるデバイス
Crowd Supplyでとてもユニークなデバイスのクラウドファンディングが開始されています。
低価格でかつ、低電力なNASを構築できるというものなのですが、その構成がなかなかおもしろいんです。
2.5インチHDDを6本搭載可能
このGNU Bee Personal Cloud 1は、小型ながらも2.5インチのHDDを搭載することができます。
現在、2.5インチのHDDで最大容量の物は5TBですので、最大で30TB、RAID 5構成で組んだ場合は、25TBのNASを構築することができます。
5TBの2.5インチHDDは15mm厚あるので、搭載できないのでは?と思われがちですが、GNU Bee Personal Cloud 1は15mmのHDDも搭載できるので安心です。
スペック
[table id=31 /]
SoCには1.2GHzにオーバークロックされた、Mediatek MT7621Aが搭載されています。
価格は168ドルと非常にお手頃で、この価格帯でHDDを6台搭載できる競合製品はありません。
エアーフローを意識したエンクロージャー
GNU Bee Personal Cloud 1のエンクロージャーはなかなか男前な設計で、完全密閉型ではありません。
裸族のお立ち台のようなイメージですね。完全密閉型を諦めることで、熱が貯まることを防いでいます。
長時間使用する上では簡易的なメッシュで囲った方が良いような気もしますが、ここのところはどうなんでしょうね・・・
エンクロージャーの素材にはアルミニウムを利用しているので、放熱性も良いようです。
充実したインターフェース
低価格ながらも必要なインターフェースを用意しているのも高ポイントです。
フロントにはUSB 3.0のポート、背面には2ポートのNICとUSB 2.0ポートを2つ搭載しているので、NASとしては十分な構成です。
またシステム領域用として、microSDのスロットが用意されています。64GBまでのmicroSDをサポートしているとのこと。
まとめ
中国からまたおもしろいデバイスが登場しましたね。
搭載できるHDDは2.5インチではありますが、最大15mm厚のドライブを6台搭載できるので、容量の問題もクリアできます。
3.5インチHDDを搭載したNASはどうしても筐体が大きくなりますが、2.5インチHDDであればそこまでスペースを取ることもないので、このコンパクトさを実現できているわけですね。
執筆時点では投資期限まであと18日で、54.2%ほどですのでこの調子でいけば無事にプロジェクトもゴールしそうです。
ファイルサーバーの更改を考えているので、試しに投資してみたいと思います。
Source: Cloud Supply