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Ryzen 5 2400G 、RX Vegaを搭載した髙コスパCPU
Ryzenと言えば、AMDがリリースした渾身のCPUで、その性能の高さとコストパフォーマンスの高さから、非常に人気を集めているCPUです。
ですが、初代Ryzen(Summit Ridge)には内蔵グラフィックスが搭載されていないため、別途グラフィックボードを購入する必要がありました。
なので、ガッツリゲーミングPCを組む場合は問題無いのですが、グラフィックボードを購入するほどでも無いけど、気軽にゲームを楽しむには少し微妙でしたし、一般利用PCを組むのにも少しハードルが高いCPUでした。
そんな中、ついに内蔵グラフィックスを搭載した新しいRyzen、Raven Bridge世代がリリースされました。
搭載された内蔵グラフィックスには、RX Vegaが搭載されているのですが、どうやらかなりコストパフォーマンスが高い物らしいのです。
であれば、買って試そうじゃ無いか!と思い立ってRyzen 5 2400Gで新しくPCを組んでみることにしました。
今回のパーツ構成
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マザーボードにはRyzen 7、Ryzen 5マシンを組んだときと同じく、MSIのB350 TOMAHAWKをチョイスしました。
ただ注意点が一つあり、Ryzen 5 2400Gを搭載する前に、最新のBIOSにアップデートする必要があります。
既に初代Ryzenを持っているのであれば、問題無くBIOSのアップデートが可能ですが、新規に買う場合はアップデートするすべがありません。
僕は難波のTSUKUMOで、1000円でBIOSのアップデートを実施して頂きました。
TSUKUMOの店員さん曰く、最初からRaven Ridge世代に対応したBIOSを搭載したマザーボードもあるにはあるが、まだその数は少ないとのこと。
お店によっては、事前にBIOSを最新の物にアップデートしてくれていることもありますが、今のところはBIOSアップデートが必要な物がほとんどのこと。
さて、注意事項はこれくらいにしておいて、この構成ですと全てあわせて、だいたい8万円台前半くらいで組むことができます。
ベンチマークを走らせてみた
まずは今回組んだマシンと、以前に組んだRyzen 7 1700、メモリ 64GB、GeForce GTX 1070 8GBでそれぞれ、CrystalMark 2004R7を走らせてみました。
Infogram
走らせたベンチマークソフトが古いと言うこともありますが、40万近くしたRyzen 7 1700マシンと比べると、そこまで大きな差は開いていないですね・・・
OGLについてはほぼ互角・・・ 結構頑張っている様子。
続いて、有名どころのベンチマークを走らせてみました。ただ、Ryzen 7 1700マシンだと、どちらも強制終了してまともに動かなかったため、Ryzen 5 2400Gマシンの結果のみ掲載します。
ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーターベンチマーク
画面サイズは1920×1080、グラフィック設定のプリセットを高品質(デスクトップPC)と指定してベンチマークを走らせてみました。
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高品質設定だと少しカクつく場面もありました。ですが、まったく動かないというわけでも無かったので、グラフィック設定を少し落とせば普通にプレイできそうです。
ドラゴンクエストXベンチマーク
続いて同じく大人気のMMORPG、ドラゴンクエストXベンチマークソフトを、グラフィック設定:最高品質、解像度:1920 x 1080で実行してみました。
ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーターベンチマークの様に途中でカクつくことはありませんでした。
このことから、3D描写が重たいゲームについては、設定を落とさなければ快適にプレイできない物の、ドラゴンクエストXと同程度の3Dゲームであれば、何ら問題無くプレイできるようです。
まとめ
スコア的にだいたいGeForce GT1030と似たようなスコアを叩き出してくれるようです。
なんだGT1030と同程度か、と感じる方もいるかも知れませんが、重要なのはCPUに内蔵されているという点と、そのCPU性能が値段の割に高いという点です。
コンパクトでかつ、髙コスパなお手軽ゲーミングPCを組むことができるRyzen 5 2400Gは、Intelに取っては脅威たり得るCPUとなりそうですね。