2020年8月の月例パッチで修正済み
WSL2の恩恵を受けるためにいち早くWindows 10 May 2020 Updateにアップデートしたのですが、どうやら記憶域に関する結構非常に大きな不具合が発生しているようです。
かくいう自分もこの不具合の影響を受けた内の1人です・・・
階層記憶域プールの新規作成ができない
1つめの不具合は、「コントロールパネル」->「記憶域」->「新しいプールと記憶域の作成」をクリックし、プールに組み込むドライブを選択した後「プールの作成」をクリックすると上図の様なエラーが発生して作成できない、という不具合。
MSPowerUserによると、どうやらWindows 10 May 2020 Updateには記憶域に関する不具合があるようで、プールの新規作成ができない様子。
実はこのプールの新規作成を作成するに至った原因は別にありまして・・・
記憶域プール上のVirtual Diskの中身が見えない
実は新規で記憶域プールが作成できないだけでなく、記憶域プール上のVirtual Diskの中身も見えなくなっています・・・
当初この問題にぶち当たった際に、「論理的に壊れたかな、バックアップは取ってるし作成し直そう」と思ったのですが、実際にはデータは削除されていない様子。
https://www.pcworld.com/article/3562784/windows-10s-may-2020-update-borks-pooled-storage-spaces.html
PCWorldによると、下記コマンドを実行してVirtual Diskを読み込み専用にすればファイル自体にはアクセスできるとのこと
Get-VirtualDisk | ? WriteCacheSize -gt 0 | Get-Disk | Set-Disk -IsReadOnly $true
気付いたときには後の祭り。自分は既にストレージプールを削除して、ご丁寧にメンバーディスクを全て初期化していました・・・
もし、同じような症状にお悩みの方は一旦読み込み専用に切り替え、アップデートが配信されるまで待つようにしてみてください。
取っていて良かったバックアップ
ストレージプールを削除してしまった物の、Backblazeを利用してバックアップしていたので事なきを得ました・・・
Backblazeはローカルのディスクを丸々バックアップ取ってくれるサービスで、月額6ドルまたは年額60ドル、2年で110ドルで契約できます。
NASや共有フォルダなどはバックアップ対象にはなりませんが、ローカルのストレージはしっかりとバックアップ取ってくれます。
バックアップが正常に作成されると、WEB管理画面から上記のようにバックアップの状況が確認できます。
バックアップされたファイルをリストアするには「Restore」ボタンをクリックします。
最初にリストアオプションを選択する画面が表示されるので、無料で対応できる「Download(Free)」にチェックを入れ、画面を下にスクロールします。
すると、こんな感じでバックアップされたファイルのリストが表示されます
リストアしたいファイルを選択して「Continue with Restore」をクリックします。
するとリストアの準備が始まりますので、しばらく待ちます。
すると、登録されているメールアドレスにリストア準備ができた、とのメールが届きますので、届いたら「Check Your Restore Status」をクリックします。
すると上図の通りリストア対象ファイルがzipでひとまとめされていますので、「Download」をクリックすることで、リストア対象ファイルが詰め込まれたzipファイルをダウンロードすることができます。
と、こんな感じに有事の際にも重要なファイルをリストアできるので、記憶域を使っていようが使っていまいが契約することをオススメします。
興味ある方は上記のリンクよりアカウントを作成し、契約を検討してみてください。