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Snapdragon Xシリーズを搭載! 第7世代 Surface LaptopのSSD交換方法

Snapdragon Xシリーズを搭載! 第7世代 Surface LaptopのSSD交換方法

2024年7月2日
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2024年6月18日に発売された、Snapdragon Xシリーズを搭載した第7世代 Surface Laptop 13.8インチモデルを発売日に購入してみました。

購入したモデルのスペックとしては、Snapdragon X Elite、メモリ16GB、SSD 512GBモデル。

512GBであれば、なんとかなるかなと思ってはいたものの、OneDriveの同期やアプリの導入をしていくと、ちょっと厳しそうな状況に。

Surfaceシリーズって確かSSD自分で交換できたよな・・・?ということを思い出し、色々と探してみたところ、ifixitにMicrosoftが発行したサービスマニュアルを見つけました。

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であればSSD交換しちゃえ!と思い、今回サクッと交換してみたので、SSD交換方法について写真を交えて紹介して行こうと思います。

準備する物

第7世代Surface Laptop 13.8インチモデルのSSDを交換するに当たり、準備する物は以下の通り。

  • トルクスプラス 3IPドライバー
  • トルクスプラス 5IPドライバー
  • プラスチック製のオープナー
  • M.2 2230のSSD

工具については、iFixit Pro Tech Toolkitを持っていたので、特に追加で何かを購入する必要は有りませんでした。

第7世代Surface Laptop 13.8インチモデルは、普通のプラスドライバーではなく、トルクスプラスというすこし特殊なねじを採用しているので、持っていない方は購入しておきましょう。

SSDは、よく見るM.2 2280ではなく、ROG AllyやSteam Deckでも採用されている、小型のM.2 2230が必要です。

ROG AllyやSteam Deckが出る前までは、ebayなど海外ECサイトで購入する必要があったのですが、ROG AllyやSteam DeckのおかげでAmazon.co.jpでも気軽に購入できるようになりました。(良い時代だ)

SSDの交換

裏蓋の取り外し

Snapdragon Xシリーズを搭載! 第7世代 Surface LaptopのSSD交換方法

SSDの交換は非常に簡単で、底面にあるゴム足をプラスチック製のオープナーで取り外します。

基本的にノートPCに採用されているゴム足は、両面テープで固定されている物がほとんどですが、第7世代Surface Laptopはパチッとはめ込むタイプの物を採用しています。

Snapdragon Xシリーズを搭載! 第7世代 Surface LaptopのSSD交換方法

上図のように、両面テープでの固定ではなくはめ込むタイプなので、組み直す際も綺麗に付けられるので、修理のしやすさという観点では、非常にありがたいですね。

Snapdragon Xシリーズを搭載! 第7世代 Surface LaptopのSSD交換方法

ゴム足を外すと、トルクスプラス 5IPのねじが見えるので、トルクスプラス 5IPドライバーで外します。

四隅のゴム足に隠れているねじを外したら、プラスチックのオープナーを使って裏蓋を外します。

昔のファブリックタイプのモデルだと、ファブリックをカッターで切る必要があったので、この変更はかなりありがたいですね。

Snapdragon Xシリーズを搭載! 第7世代 Surface LaptopのSSD交換方法

裏蓋を外すと、バッテリーやCPUファン、SSDがお目見えします。

バッテリーのところを見てみると、何やらQRコードが印刷されていることが分かります。

Snapdragon Xシリーズを搭載! 第7世代 Surface LaptopのSSD交換方法

工具のアイコンが上に描かれたQRコードが印刷されています。

こちらのQRコードにアクセスすると、Surfaceシリーズのサービスマニュアルがダウンロードできるページが開かれます。

修理する権利に応じる形で、LenovoのThinkPadシリーズのようにサービスマニュアルが提供されているのは正直ビックリ。

また、バッテリーの「8× 5IP」の記載がありますが、これは「バッテリーはトルクスプラス 5IPのねじで留まっている」ことを示しています。

バッテリーのコネクタ接続を外す

Snapdragon Xシリーズを搭載! 第7世代 Surface LaptopのSSD交換方法

作業をはじめるまえに、ショートを防ぐためにバッテリーのコネクタ接続を外します。

バッテリー上部にある、コネクタカバーがルクスプラス 3IPで固定されているので取り外します。

Snapdragon Xシリーズを搭載! 第7世代 Surface LaptopのSSD交換方法

コネクタカバーを外したら、プラスチック製のオープナーを使って、コネクタをシステムボードから外します。

非常に繊細な部分なので、身長に取り外すようにしましょう。

SSDの交換

Snapdragon Xシリーズを搭載! 第7世代 Surface LaptopのSSD交換方法

右上にWindowsマークが描かれたM.2 2230 SSDがあるので、大きい赤枠内にある固定用粘着テープを外します。

粘着テープを外したら、トルクスプラス 5IPドライバーを使って、SSDを固定しているねじを外します。

これで元々付いていたSSDを取り外せるようになるので、取り外します。

Snapdragon Xシリーズを搭載! 第7世代 Surface LaptopのSSD交換方法

購入したM.2 2230のSSD(今回はWDS100T3X0G)を取り付け、固定用ねじを留めた上で、元あったSSDを取り外したときに外した粘着テープをつけて固定します。

Snapdragon Xシリーズを搭載! 第7世代 Surface LaptopのSSD交換方法

最後に作業前に外したバッテリーのコネクタを再接続します。

Snapdragon Xシリーズを搭載! 第7世代 Surface LaptopのSSD交換方法

裏釜を開ける際に取り外したゴム足を取り付けます。ゴム足の爪と、溝が合うようにはめ込めば、パチッとゴム足を元に戻せます。

OSのリカバリー

第7世代Surface LaptopにプリインストールOSはWindows 11 24H2なので、メディアクリエイターツールでは今のところダウンロードできません。

またドライバ周りも最初から用意されたイメージファイルで、リカバリーをかけたいので「Surface Recovery Image」を使って、第7世代Surface Laptopのリカバリーイメージをダウンロードします。

zip形式で圧縮されたリカバリーイメージがダウンロードできるので、ダウンロードが完了したら適当な場所に展開します。

Snapdragon Xシリーズを搭載! 第7世代 Surface LaptopのSSD交換方法

続いて、作業機に16GBのUSBメモリを挿して、スタートメニューから「回復ドライブ」と検索して、「回復ドライブの作成」ウィザードを立ち上げます。

デフォルトでは「システムファイルを回復ドライブにバックアップします。」にチェックが入っているので、このチェックを外して「次へ」をクリックします。

すると、USBメモリの指定画面が表示されるので、接続したUSBメモリが指定されていることを確認し、回復ドライブを作成します。

回復ドライブの作成が完了したら、先ほどダウンロードしてきたzipファイルの中身を上書きコピーします。

上書きコピーが完了したら、第7世代Surface LaptopにUSBメモリを接続して電源を入れます。

特にUEFIの設定を変えなくても、OSインストール画面が表示されるので、OSインストールを実施します。

まとめ

今回、第7世代のSurface Laptop 13.8インチモデルのSSDを交換してみましたが、ねじが特殊な事を除けば、正直ThinkPadシリーズより簡単なのでは・・・?と感じるくらいアッサリ終了。

第7世代Surface Laptopは、最大で1TBまでしかストレージが用意されていないので、バリバリ使うよであったり、購入費用をなるべく抑えたいよ、という方はSSD交換に是非トライしてみてください。